カーボンリサイクル会議
2025-10-29 15:39:17

カーボンリサイクル産学官国際会議2025が大阪で開催!未来のエネルギーを議論

第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025



2025年10月10日、大阪のヒルトンホテルにて、「第7回カーボンリサイクル産学官国際会議」が開催されました。本会議は、私たちの未来のエネルギーと環境を考える上で重要なイベントであり、国際的な視点からカーボンリサイクルの実現に向けた議論が行われました。共催は経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が務めました。

国際的な協力を強化



本会議は、昨年の大阪・関西万博でのカーボンリサイクル技術の紹介と連携する形で、大阪で開催されました。約20か国から集まった参加者は、現地で約250名、オンラインで約400名にのぼります。このような広範な国際参加によって、カーボンリサイクルに関する知見の共有と新たなビジネスモデルの創出が期待されています。

主要なテーマとパネルディスカッション



本会議では、「社会全体での排出抑制に繋がるCR分野での国際連携」、「2030年に向けたCR技術の方向性」、「CR市場の形成に向けたビジネスモデル」の3つのテーマが設定され、専門家たちによるパネルディスカッションが行われました。

1. 国際連携による排出抑制 では、経済産業省や国際エネルギー機関(IEA)などからの専門家が登壇し、各国の連携の意義を強調。技術のコスト低減や需給確保に対する政府の支援が欠かせないこと、環境価値の定量化が求められることなどが議論されました。

2. CR技術の方向性 では、鉱物や化成品、燃料分野における最新技術の進展と課題が紹介され、2030年の実装に向けたロードマップの重要性が確認されました。参加者は技術成熟度を高めるための具体的な計画作りが必要であると一致した意見を表しました。

3. ビジネスモデルの形成 では、CO₂や水素のコスト削減やサプライチェーンの効率化がテーマとなり、回収したCO₂を利用した製品の環境価値を「見える化」することが市場活性化の鍵であるとの認識が再確認されました。

閉会式と今後の展望



閉会式では、NEDO理事の松本真太郎氏がカーボンリサイクルの重要性を再認識させる発言をし、国際的な協力の強化が今後も不可欠であることを強調しました。カーボンリサイクル技術は、持続可能な社会の実現に向けた重要な施策の一部であり、今後も積極的に取り組む必要があります。

まとめ



今年のカーボンリサイクル産学官国際会議は、未来のエネルギーの可能性を感じさせる会議でした。参加者はそれぞれの立場から意見を交わし、新たな技術やビジネスチャンスの種を見つける貴重な機会としました。持続可能な未来に向けた、この貴重な議論が今後の実装に結びつくことを期待しています。


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