大阪での新たなクラウドファンディング「For Good」
大阪府が推進する社会課題解決にあたるクラウドファンディングプロジェクト「For Good」が、一般財団法人村上財団と連携し、令和7年度の社会活動支援事業をスタートさせました。この取り組みは、地域の非営利団体の活動をサポートし、持続可能な社会の実現を目指しています。
SDGsに基づく支援
「For Good」は、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に基づいて「誰一人取り残さない」社会の実現に資することを目的としています。今回の事業では、大阪府内で活動するNPOなどがクラウドファンディングを通じて資金を調達し、村上財団より最大100万円のマッチング寄附が行われます。
プロジェクトの概要
本事業に参加するNPOは、プロジェクトの立ち上げから広報活動まで、For Goodの支援を受けることができます。これによって、団体が持続的に活動できる基盤が築かれ、地域の課題解決に向けた実行力が高まります。これまでに不登校の子供たちやLGBTQの支援、フードロスの削減など、25のプロジェクトに対して1.7億円以上の寄附が実施されてきました。
採択された団体とプロジェクト
今年度は特に注目の4団体がクラウドファンディングに挑戦しています。
1.
NPO法人 部活動リノベクエストLabo - 「ミライのブカツ」次世代リーダー養成アカデミー開校へ!
クラウドファンディングページ
2.
一般社団法人 日本金融教育支援機構 - すべての子どもたちに金融教育を届ける社会の実現
クラウドファンディングページ
3.
特定非営利活動法人 MUKU - キッチンカーで「誰でも食堂」プロジェクト
クラウドファンディングページ
4.
NPO法人 AYA - 病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪
クラウドファンディングページ
大阪府と村上財団からのメッセージ
大阪府知事の吉村洋文さんは「このプロジェクトでは、大阪独自の視点で地域課題に挑む団体を支援する姿勢が重要です。」と述べ、地域全体で SDGs の達成に取り組んでいく姿勢を強調しました。また、村上財団の代表理事である村上フレンツェル玲さんも「特に重要な6つの課題に取り組む団体を支援し、より多くの人にNPO活動を知ってもらえることを目指します。」と語りました。
キックオフイベントでの盛り上がり
今年度の事業開始に際し、2025年5月13日にはキックオフイベントが開催されました。このイベントには30名以上の参加者が集まり、各団体のプレゼンテーションが行われました。参加者同士のネットワーキングセッションでは意見交換が行われ、地域課題に対する理解が深まりました。
まとめ
「For Good」は、ただのクラウドファンディングではなく、社会をより良くするための強力な仕組みです。0円の掲載手数料でNPO活動を支援するこのプラットフォームが、大阪の未来を切り拓く一助となることを心から願っています。皆さんも、ぜひこの取り組みにご参加いただき、地域社会の改善に貢献しましょう。