日本のジャズ界に新たな風を吹き込む中村海斗の新作『Invisible Diary』

中村海斗、ジャズの新たな次元を切り開く

日本のジャズシーンで注目を集めているドラマー兼音楽家の中村海斗が、待望の最新作『Invisible Diary』をアナログレコード形式でリリースすることが決定しました。彼の本名義による初のアルバムで、前作『Blaque Dawn』からの進化が感じられます。

中村は、佐々木梨子（アルトサックス）、布施音人（ピアノ）、高橋陸（ベース）とのカルテットに加え、ギタリストの加藤一平をフィーチャーしたクインテット編成で、新たな音楽冒険を展開。全5曲が厳選されレコード用にリマスタリングされ、リスナーに届けられます。

音楽の進化と深み

デビューから2年が経過する中村ですが、彼はその間に人生のさまざまな出来事を経験し、その感性を音楽に生かしています。新作では、独立した楽曲ごとの物語がなくなり、アルバム全体で一貫した大きなテーマが描かれるスタイルに進化。新たな出発や別れといった人生の転機が、彼の音楽の中でどのように表現されているのか、一曲一曲がリスナーに個々の物語として響きます。

アルバムへの期待

著名なジャズミュージシャン達もこのアルバムに期待を寄せています。King Gnuの新井和輝は「海斗のモードややりたいことが、日本のジャズシーン全体を引き上げる」とその可能性に言及。石若駿も、海斗の成長をこれまでの関係から語り、特にアルバムの構成が彼の人生を反映していることに感動を覚えると述べています。これまでの彼の活動が、今回の作品にどのように結実しているのかが注目されています。