宗祖降誕会の魅力
2025-05-19 17:27:14

西本願寺での宗祖降誕会、茶席や雅楽、祝賀能の魅力を楽しむ

西本願寺「宗祖降誕会」について



浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、1173年5月21日に京都で生まれました。この日を記念して、西本願寺では毎年「宗祖降誕会」として法要や多様な行事が行われています。2025年も特別なプログラムが用意されており、来る5月20日と21日の2日間には、茶席、雅楽献納会、さらには祝賀能が予定されています。

茶席の魅力



まず、注目したいのが国宝「飛雲閣」での茶席です。この茶席では、藪内流による抹茶接待が行われます。普段は非公開のこの国宝の中で、上質な抹茶と和菓子を楽しむことができる特別な体験です。全席椅子席という配慮もあり、リラックスしてお茶を愉しむことが可能です。

茶席は5月20日(火)の12時30分から16時、そして5月21日(水)の9時30分から15時30分まで行われます。訪れる価値ありのこの機会を、ぜひお見逃しなく。

雅楽献納会



雅楽献納会は国宝「御影堂」にて、5月21日(水)の12時30分から行われます。日本各地から約30団体、150人以上の演者が集まり、迫力満点の雅楽演奏が披露されます。鳳笙、篳篥、龍笛、琵琶、琴の管弦楽や、鞨鼓、太鼓、鉦鼓による打楽器の響きを体感することができ、これはまさに「浄土の音色」とも呼ばれる特別な空間です。入場は無料ですので、どなたでも自由にお越しいただけます。

祝賀能の魅力



さらに、西本願寺の降誕会では、歴史ある重文「南能舞台」にて祝賀能が行われます。これまで、西本願寺と能の深い関係は、多くの方々に愛されてきました。特に降誕会での祝賀能は、明治20年代半ばから続く伝統的な行事であり、観世流の演者によって演じられます。優美な能の演目を、屋外最大の能舞台で観賞する贅沢なひと時です。

参加方法と問い合わせ先



参加したい方は、5月20日(月)9時から、特設白洲受付テントまたは本願寺龍虎殿にて申し込みを行う必要があります。当日、5,000円以上の懇志(お布施)を進納された方には「観能券・茶席券」が配布されるとのことです。詳細は、西本願寺の公式ホームページでもご確認いただけます。

お問い合わせは、本願寺参拝教化部(TEL:075-371-5181)まで、気軽にお尋ねください。

このように、西本願寺にて行われる宗祖降誕会は、ただの宗教行事にとどまらず、歴史や文化を感じながら参加することができる貴重な機会です。ぜひ足を運んで、この特別なイベントを体験してください。


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