ワサビがShopeeの物流サービスSLSに対応し、越境ECをさらに強化
株式会社ワサビが提供するEC一元管理システム「WASABI SWITCH」が、Shopee独自の物流サービス「Shopee Logistics Service」(SLS)に対応することが決まりました。この連携により、越境ECにおけるさまざまな課題が解決され、パートナー企業の事業を一層スムーズに進めることができるようになります。
Shopee Logistics Service (SLS)とは?
Shopeeは、東南アジアと台湾で最大のEコマースプラットフォームであり、日本法人のショッピージャパンによって提供されている物流サービスです。SLSは、ユーザーに対して以下のような利点をもたらします。
- - リードタイムの短縮:商品が顧客に届くまでの時間を短縮。
- - 配送料金の削減:コストを抑えた物流サービスを利用。
- - 国際返金・返品:海外からの返品や返金にも柔軟に対応。
これらの機能により、越境ECの運営がより効率的に行えるようになります。
WASABI SWITCHとSLSの連携背景
WASABI SWITCHを利用する企業の多くは、海外販売、すなわち越境ECビジネスを展開しています。そのため、国内外での物流連携が極めて重要です。すでにWASABI SWITCHは、シンガポール、台湾、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイの6カ国と連携を進めており、パートナー企業に対してスムーズな物流環境を整えています。
2024年7月からはタイでもSLSサービスが利用開始となります。これにより、Shopeeとの発送手続きがスムーズになり、業務効率と生産性の向上が期待されているのです。企業は、物流のスピードアップによって更に販売機会を広げることができます。
WASABI SWITCHの特徴
「WASABI SWITCH」は、中古品業者に特化したECショップの一元管理システムです。このシステムでは、一括出品、受注、買取管理、在庫の連携が簡単に行えます。さまざまな業務を一つのプラットフォームで管理することで、作業効率を大幅に改善し、結果としてショップの売上を上げることにつながります。
使いやすさへの配慮とサポート
WASABI SWITCHは各ユーザーの業務状況に合わせてカスタマイズ可能であり、これにより各種モールの管理が容易になります。ショップオーナーは、複数のECサイトでの販売を一元的に管理し、時間とリソースを無駄にすることなくビジネスを拡大できるのです。
また、株式会社ワサビは、海外販売向けのコンサルティングや、ECソリューションを提供することで、国内外での販売を支援しています。さらに、リサイクルやリユース業界の発展に寄与するためのイベント「リユースフェス」も運営しています。
会社情報
株式会社ワサビは、大阪市北区のグランフロント大阪に本社を構えています。代表取締役の大久保裕史が率いる同社は、越境ECの推進だけでなく、持続可能な社会の実現に向けた活動にも注力しています。
SLSの導入によって、今後ますます加速する越境EC事業。WASABI SWITCHが企業に新たな道を開くことで、日本産の商品が海外でも注目を集めることを期待しています。