質の高い認知症ケア
2025-07-09 15:01:06

AIが導く質の高い認知症ケア「Good Practice System」特許取得

新機能「Good Practice System」特許取得



株式会社介護サプリは、質の高い介護支援を目指すために、新機能「Good Practice System」を介護記録システムに搭載し、特許を取得したことを発表しました。この新機能は、AIが迅速に認知症の方への最適な介護法を導き出すものであり、介護の現場に革新をもたらします。

認知症「Good Practice System」について



「Good Practice System」は、介護現場でのデータを活用して、被介護者に合わせた個別のケアアプローチをリアルタイムで提案します。このシステムの開発には、大阪公立大学の田中寛之准教授と共同で行い、実際に兵庫県内の二つの法人で実証実験も進行中です。これにより、介護者は経験に頼らずとも、一貫した質の高いケアを提供できるようになります。

データ解析による介護支援



本システムは、「ケア記録アプリ」に保存された膨大な介助データを解析し、被介護者の年齢、性別、要介護度、さらには認知症のタイプなどを考慮に入れます。また、介護者の年齢や資格、経験年数、ケアを行う時間帯や状況も分析され、個々に最適化された介護方法が提示されます。この新しいアプローチにより、介護の質が保証されることが期待されています。

特許の概要



特許番号は第7692184号で、発明の名称は「介護支援システム」となります。この特許は2025年6月5日に取得され、特許権者には公立大学法人大阪と株式会社介護サプリが名を連ねています。

新機能開発の背景



介護の質は「アセスメント → ケアプラン → 介入 → モニタリング」の連続サイクルを通じて改善されますが、その中でも介入の質が特に重要であることが、多くの研究から明らかになっています。「Good Practice System」は、こうした介入の記録をリアルタイムで解析し、介護者に対し実践的なフィードバックを行います。このことで、被介護者に最適な関わり方を提供し、人材不足の課題解決を図ります。

今後の展望



介護サプリは、2025年度中に全国の「ケア記録アプリ」ユーザーへの導入を進める計画です。この実現に向けて、2025年7月には「Good Practice System」のモニターを実施する事業所を募集予定です。更なるデータの蓄積と検証を行い、本格的な導入に向けた準備を進めます。

「ケア記録アプリ」とは



「ケア記録アプリ」は、介護施設や通所介護、障害福祉サービスなどで使用される、介護記録に特化したクラウドベースのシステムです。利用者はiPadやパソコンから被介護者のバイタル情報や食事量、経過等を一元管理できます。介護業務のデジタル化が進む中、記録がしやすい使いやすい設計を目指しています。

会社概要



株式会社介護サプリは、神戸市中央区に本社を構え、2018年に設立されました。事業の展開を通じて、介護業務の質を向上させるために努力しており、門戸を広げた安心かつ高品質なサービスの提供を目指しています。

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社介護サプリ
担当:安場
電話:078-327-2270
メール:[email protected]
取材など随時対応しますので、お気軽にお問い合わせください。


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