SIRCと豊田合成の協力
2025-02-17 11:08:39

SIRCと豊田合成が手を組みCO2削減へ向けた新たなソリューションを開発

SIRCと豊田合成が取り組む脱炭素化への新たな挑戦



株式会社SIRC(サーク)は、豊田合成株式会社との業務提携を発表しました。この提携は、製造業におけるCO2排出量削減を目指すもので、特にサプライチェーン全体のカーボンニュートラルを推進するものです。SIRCの非接触IoT電力センサユニットとクラウド解析ソフトウェアの技術を取り入れた新たな省エネデータ収集と分析の自動化を実現します。

CO2排出量削減の必要性は、製造業だけでなく、全ての産業が直面している重要な課題。豊田合成は、自社の生産現場に加え、サプライチェーン全体の排出量を削減するために努力しています。その一環として、エネルギー使用の実測を支援し、各サプライヤーに対してカスタマイズした省エネの提案を行う必要があります。そこで、SIRCの持つ新しい計測技術が重要な役割を果たすと期待されています。

SIRCの革新的な技術



SIRCは、電力や電流、角度、周波数をリアルタイムで計測できる小型センサ、「SIRC デバイス」を提供しています。この製品は、後付けが可能で、取り付けが難しい場所でも簡単に設置できます。これにより、工場の各ラインや設備ごとに個別の電力データを高精度で取得し、どの部門で省エネが可能かを明確にします。これらのデータをもとに、実効性のある省エネ施策を立案し、実施するための基盤を築くことが可能です。実際、この技術は2024年度の省エネ大賞を受賞しています。

短時間で実現するデータの見える化



同社のIoT電力センサは、わずか15秒で既存の設備に後付け可能です。さらに、SIRC独自の方式を用いて力率を計測し、より正確に有効電力を把握できる機能を持っています。また、ワイヤレス設計により配線工事が不要で、手軽に設置できるため、具体的なデータを迅速に得ることができます。これにより、効率的な電力使用が促進され、工場全体のエネルギー管理をより効果的に行えるようになります。

カーボンニュートラルに向けたデジタルソリューション



SIRCの脱炭素DXソリューションは、IoT電力センサユニットと自動グラフ化機能を搭載したSIRCクラウドを組み合わせて提供されています。このシステムは、製造業における省エネや脱炭素に関するさまざまな課題を解決するためのものです。手間をかけずに計測データを可視化できるだけでなく、しきい値を設定することで異常を検知し、製造設備の予知保全にも寄与します。

会社概要



SIRCの本社は大阪に位置し、2015年に設立されました。代表取締役は、髙橋真理子氏が務めており、同社はSIRCデバイスを用いた製品開発やDXソリューションの提供に取り組んでいます。この新たなパートナーシップにより、SIRCは豊田合成と共に、持続可能な未来に向けた価値を創出することを目指しています。最新の技術を駆使して、社会課題の解決に向けて邁進するSIRCの取り組みから目が離せません。詳細については公式サイトを訪れてください。



画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: SIRC 豊田合成 CO2削減

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。