STU48朗読劇の魅力
2025-07-21 19:52:51

STU48朗読劇『炎夏の花』が贈る、平和の尊さを再認識する体験

2025年7月18日、広島・エディオン紙屋町ホールで開催されたSTU48のオリジナル朗読劇『炎夏の花』。この作品は、被爆から80年という節目において、平和に対する新たな視点を提供しました。出演者は尾崎世里花、信濃宙花、高雄さやか、原田清花の4名で、彼女たちは舞台上で原爆に関する歴史を模索する現代の高校生を演じました。

朗読劇のストーリーは、修学旅行で広島を訪れた女子高生たちが、過去の悲劇を理解し、平和について考えるきっかけを得る姿を描いています。彼女たちが出会うのは、原爆で命を奪われた少女たち。会話を通じて、観客にとって身近な存在が次第に歴史の重みを理解していく様子がとても印象的でした。この演出は、観客の想像力と感情を大きく揺さぶるもので、多くの人々に問いかけられる内容でした。

舞台では、かつての広島の生活と、一瞬にしてそれが奪われた日々についての深い描写がなされていました。特に、被爆直後の生々しい状況が言葉と言声だけで表現され、強烈な衝撃を与えました。終盤には、戦時中の少女たちの言葉が印象的でした。「ここは世界で初めて原子爆弾が落とされた場所だって有名になってしもうたけど、うちにとっては、当たり前の暮らしがあった場所だった…」。この言葉は、観客に「忘れないでほしい」という切実な願いを伝え、物語の終わりに深い余韻を残しました。

終演後、メンバーたちは舞台での経験と、平和に対する思いを語りました。高雄さやかは「被爆80年という大きな節目の年に、平和を見つめる物語を届ける機会を得たことに感謝しています。同時に、作品を通してこの感情が観客に伝わることを願っています」と語りました。

信濃宙花も、自身が女子高生という設定に感情移入し、平和の大切さを体感した様子を述べ、「この作品から多くの人が平和に思いを馳せてくれると嬉しいです」と感謝の意を表しました。尾崎世里花は、自分自身の平和学習の経験から「この作品を通じて、皆さんに少しでも平和の意識を届けられたら幸いです」と述べました。

原田清花は、「平和を守る責任が私たちにはあるということを、この作品を通じて強く意識します」と、未来の平和のために自分が果たすべき役割について触れました。

また、朗読劇『炎夏の花』では、売上の一部が広島の被爆に関する支援活動に寄付されることが決まっており、観客の参加が未来への一歩となることを願っています。この朗読劇は、2025年7月25日には東京・池袋のSTU48東京劇場でも再演される予定です。瀬戸内から東京へ、平和への思いが多くの人々の心に届きます。

STU48がこの作品を通じて届けた「平和」のメッセージは、現代を生きる私たちにとっても重要なものであり、この物語を観ることで皆が自らの生活や未来について考えるきっかけとなることを期待しています。


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