Co-Design Challenge
2025-08-01 14:48:40

独自の視点で「これからのくらし」を形にするCo-Design Challenge Pitch #3の魅力

Co-Design Challenge Pitch #3の報告



2025年大阪・関西万博を見据えた「Co-Design Challenge Pitch #3」が、7月29日に万博会場内のフューチャーライフヴィレッジで開催されました。これにより、多様な事業者が「これからの日本のくらし」を議題に、各自の取り組みを共有し、未来に向けたビジョンを示しました。

Co-Design Challengeとは?


公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が主催するこのプログラムは、2022年からスタートしました。日本の生活を支える新しい価値を創造することを目指し、地域の企業やデザイナーが協力して、社会課題に取り組む姿勢を育てています。

各参加者のプレゼンテーション内容


本イベントには、エースジャパン株式会社、テラサイクルジャパン合同会社、旭川家具工業協同組合、株式会社折兼、京都のDesign Week Kyoto実行委員会の5社が登壇しました。それぞれが自社の社会問題へのアプローチや、プロダクトに込めたストーリーを披露しました。

エースジャパン株式会社

エースジャパンの判藤慶太氏は、万博会場に設置された約2000台の木製ベンチについて説明しました。このベンチは、間伐材や流木を使用しており、環境問題への取り組みの一環としているとのこと。使用される素材は全国各地からのもので、地域の方々が参加する形で生まれた製品です。彼は、万博を通じてより多くの企業と連携を図りたいと意気込んでいます。

テラサイクルジャパン合同会社

次に、浪花優子氏が登壇。彼女は、「これからのごみ箱」をデザインするというプロジェクトの経緯を紹介。イオングループの店舗で回収したプラスチックを材料にし、万博サイトで物語性を持たせたごみ箱を設置しています。これに基づいたキャンペーンが、資源回収の意識を高めることに繋がっています。

旭川家具工業協同組合

北海道からのプレゼンテーションでは、藤田哲也氏が旭川の家具産業の課題と挑戦について語りました。彼は、地域の森林を持続可能に活用し、新デザインの椅子を製作していることを強調。地元の資源を生かしたインテリアデザインの重要性を訴えました。

株式会社折兼

次に、庄野洋平氏は、未利用の木竹材を利用したごみ箱のプロジェクトについて紹介。彼の事業は、地域の環境を守りつつ、木材の有効活用を促進しています。彼は自然と共存しながらのものづくりを実現しようと奮闘しています。

Design Week Kyoto 実行委員会

最後に、北林功氏が登壇し、地域の思い出を形にしたスツール型の椅子を発表。地元の職人の技術と資源循環を超えて、文化をつなぐ家具作りの可能性を追求し、参加者に新しい感じ方を提案しました。

共創の意義


本イベントを通じて、ナビゲーターの齋藤精一氏と山出淳也氏は、共創の重要性や社会問題に対する取り組みの意義について語り合い、参加者同士のつながりが新たなビジネスチャンスを生み出す可能性を訴えました。各事業者の発表は、事例発見の場であり、地域の魅力を高める格好の機会でもあります。

今後の開催


次回の「Co-Design Challenge Pitch #4」は、9月4日に開催される予定で、さらに多彩なプロジェクトが発信される予定です。万博という広場での共創は、単なるコンセプトから実際の社会変革への立ち上がりをいかにして実現するかが鍵となるでしょう。今後もますます目が離せないイベントです。


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