大阪の新名物『大阪スイートポテト』登場！夢を育むお菓子の魅力

大阪の新名物『大阪スイートポテト』発売

この秋、大阪の新しい名物が誕生します。その名も『大阪スイートポテト』。この商品は、「お菓子づくりで未来を耕したい」という熱意から生まれたもので、2025年10月10日より販売がスタートします。日本の食文化の豊かさをさらに広めるべく、大阪を代表する新たなお土産として注目されています。

都会に芽生えた《夢のさつまいも》

『大阪スイートポテト』の鍵を握っているのが、大阪発祥の特別なさつまいも、【夢シルク】です。このさつまいもは、大阪の若手農業者たちが都市農業の課題に取り組むことで育てられた素材です。夢シルクには、次の3つの主な目的があります。
1. 子どもたちに自然豊かな未来を届けること
2. 畑と生活者を繋ぐこと
3. 耕作放棄地をなくすこと

近年の収穫イベントには、約1,000人もの参加者が集まり、大阪の都市農業に対する関心が高まっています。夢シルクは、初めはごく小さな規模から始まりましたが、現在では年間約100トンにまで生産が拡大しています。その秘訣は、丁寧に熟成されたさつまいもが持つ濃厚な甘みと絹のようななめらかさにあります。

職人の心を動かした出会い

『大阪スイートポテト』の開発を手掛けたのは、京都・西陣の上技物あられ処「京西陣菓匠宗禅」の店主、山本宗禅さん。彼は、夢シルクを生産する株式会社オオサカポテトの代表、渡邊博文氏と出会い、その理念に深く共感しました。山本さんは実際に農地を訪れ、収穫体験をすることで、その味わいだけでなく、耕作に関わる人々の想いを直に感じ取りました。それが、『大阪スイートポテト』の開発に繋がったのです。

商品のこだわりと技術

このスイートポテトは、夢シルクの上品で濃厚な甘みを最大限に引き出すため、特別に開発されたスイートポテト餡を使用しています。さらに、その餡を同じ夢シルクを練り込んだ生地で包み、スイートポテト型に成形してじっくりと焼き上げられています。和菓子の伝統的な技術を取り入れることによって、日持ちする特性を持ちながら、全国各地、さらには海外へと届けられる品質の高い商品に仕上がっています。

開発者の思いと未来

山本宗禅さんは、「夢シルクは、ただの食材ではなく《未来を耕す活動》そのものです」と語ります。彼は、自らの手で収穫を体験し、関わる人々の物語を知ることで、お菓子が持つ力を強く感じたそうです。『大阪スイートポテト』が、代表的な名物として広がっていくことによって、子どもたちの笑顔を増やし、耕作放棄地の削減に寄与することを願っています。