田頭真理子氏就任
2025-04-17 11:03:57

新たにCCOに就任した田頭真理子氏、ホワイトハンドコーラスの未来を切り開く

田頭真理子氏が新たにCCOに就任



2023年、新たに設けられたCCO(Chief Community Officer)のポジションに田頭真理子氏が就任したことが発表されました。一般社団法人El Sistema Connect(本社:東京都中央区)の新たなステージを象徴するこの職務は、まさに今の社会が求めるコミュニティ形成を担う役割を果たすものです。

田頭真理子氏の略歴


田頭氏は、写真家として知られ、『ホワイトハンドコーラスNIPPON』の活動を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々の成長を支援してきました。その活動は障がいの有無に関わらず、すべての子どもたちを包み込むインクルーシブな設計が何よりの特徴です。

CCOの新ポジションの意義


この新設されたCCOという役職は、組織におけるメンバーや保護者、スタッフ、支援者たちの活動をしっかりと照らし出し、対外的にもその重要性を認識してもらうためのものです。田頭氏は、「コミュニティの形成なくしては、インクルージョンの未来は創れない」と強調しています。彼女の考えでは、一人一人がその人らしさを尊重されることが、活動全体を支える大きな力になるのです。

これまでの取り組み


田頭氏が目指すCCOとしての活動には早くも幾つかのステップが踏まれています。具体的には以下のような取り組みが行われてきました:
1. 子どもたちと一緒に団体のビジョンやミッションを見直し、保護者や講師との意見交換の場を設けました。
2. 保護者向けの部活動(レッスンヘルプ室、発信戦略室、公演準備室など)を立ち上げました。
3. 子どもたちや保護者から提案されたアイディアを実現するための検討を行っています。
4. マンスリーサポーターへの活動への想いをヒアリングしました。

これらの取り組みは、組織内での活発なコミュニケーションを生み出し、関わる全員が意見を発表できる場を提供することを目指しています。

未来に向けたビジョン


田頭氏は「人が持つ秘めた意外性」を発掘し、それぞれのやりたいことにコミットすることで、コミュニティをさらに活性化させたいと考えています。お互いの意見に耳を傾け、未来を共につくる環境づくりを重視しているのです。彼女は「これまでの活動を通じて、一人一人の考えや熱い思いを知ることができ、新たな発見がありました」と語ります。

「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の目指すもの


ホワイトハンドコーラスNIPPONは、ろう者や難聴者、車椅子ユーザーなど、多様なメンバーが所属する合唱団です。すべての子どもに開かれたこの団体は、経済的な状況にかかわらず、誰もが参加できることが特徴です。南米ベネズエラの理念に共感し、2019年に設立され、2020年から活動を開始しました。

この合唱団の活動は、可能性に満ちた未来世代の芸術創造を支援し、2023年には『キッズデザイン賞』を受賞するなど、国内外で評価が高まっています。2024年にはオーストリアの国際賞『ゼロ・プロジェクト・アワード2024』の受賞も期待されています。

就任コメント


田頭真理子氏は、商店街の風景が心の原風景であることを語り、「誰もが気軽に歌や手歌を楽しめる環境を目指したい」とそのビジョンを示します。彼女の思いは、商店街のように、自然に人が集まり、共に未来を創りあげることです。

今後、田頭氏のリーダーシップの下、ホワイトハンドコーラスNIPPONがどのような展望を描くのか、多くの注目が集まります。


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