TIS株式会社が選んだプロジェクト管理ツールPROEVERとは
導入背景
株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)が提供するプロジェクト管理ツール『PROEVER』は、近年その注目度を高めています。特にTIS株式会社がこのツールを導入したことは、関心を集める要素となっています。TIS株式会社は、金融、産業、公共など多岐にわたる分野での高度なITソリューションを手がけている企業です。今回は、TISが抱えていた課題、そしてMSOLがどのようにその課題を解決したのかを詳しく見ていきます。
TIS株式会社の抱える課題
TISのカードネットワーク事業部では、常時50本以上、時には100本以上のプロジェクトが同時進行しています。その中で、プロジェクト全体を俯瞰した管理ができていないという問題が浮上していました。具体的には、以下の2つの課題がありました。
1.
情報の分散と不統一:特にExcel管理においては、標準フォーマットから逸脱したり、資料が散逸してしまい、プロジェクトの全体像を把握することが非常に困難な状況でした。
2.
報告書と現場の実態の乖離:報告書には「問題なし」と書かれているのに対し、実際には問題が発生しているという矛盾が多く、マネジメント層からの正確な状況把握ができないという危険な状態でした。
PROEVERの導入
これらの課題を解決するために、MSOLはプロジェクト管理ツールPROEVERの導入を提案しました。TISが以前他社のツールを使用していた際に、現場メンバーの定着が得られなかった経験を踏まえ、導入支援を手厚く行うことが重視された点です。MSOLは、TISの高度なプロジェクト管理レベルに合わせて、PROEVERをカスタマイズし、現場のニーズに即した設計に注力しました。
導入後の効果
PROEVERを導入した結果、プロジェクトの状況を視覚的に把握できるようになりました。ウェブ画面上では、晴れマークや雨マークなどのアイコンが表示され、どのプロジェクトが問題を抱えているのか一目で確認することが可能になりました。これにより、「このプロジェクトは雨マークだから確認が必要」といった迅速な対応が実現しました。
さらに、過去に導入した他社のツールでは定着率が50%程度でしたが、今回の導入ではほぼ100%の定着率を達成することができました。この成果は、非常にきめ細やかなフォローがなされたことによるものと評価されています。
現場メンバーの意識変化
MSOLが提案した「できません」とは言わない姿勢は、現場メンバーにも大きな影響を与えました。彼らは「ちゃんとサポートしてくれているので、自分たちも手を抜かずに使おう」という意識の変化を持つようになりました。このように、導入支援の手厚さとニーズへの柔軟な対応が、現場のマインドに変化をもたらしました。
結論
本記事では、TIS株式会社がPROEVERを導入した背景と課題、そして導入後の成功事例をご紹介しました。この事例は、プロジェクト管理における新たな一歩を示すものとなります。今後もプロジェクト管理の効率化を目指して、さらなる進化が期待されます。
詳細については、MSOLのウェブサイトに掲載されているTIS株式会社の導入事例インタビューをぜひご覧ください。
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企業情報
TIS株式会社
設立年:1971年
事業内容:システム開発、アウトソーシング、コンサルティングなど
公式サイト:
TISのウェブサイト
株式会社マネジメントソリューションズ
設立年:2005年
事業内容:プロジェクトマネジメント支援、ソフトウェア開発など
公式サイト:
MSOLのウェブサイト