ニッケンの未来戦略
2025-07-04 14:46:25

株式会社レンタルのニッケン、第61期業績と未来への戦略を発表

株式会社レンタルのニッケンの第61期決算報告



株式会社レンタルのニッケンは、2024年度の事業報告を発表しました。昨年、国内経済が堅調な設備投資に支えられて回復している中、建設業界でも半導体工場や物流倉庫などの投資が業績を押し上げました。その結果、当期の売上高は過去最高の1,349億円に達し、純利益も66億円と好調でした。

2024年度の取り組みと新戦略



2024年度は、会社の中長期成長戦略である「ニッケングリーンカンパニー構想」の3年目。これに合わせて、社内に新たに「データ経営推進室」と「BPR推進室」を設立しました。データ経営推進室では、現場別や商品別の損益を可視化し、収益力を強化する仕組みを構築しました。一方で、BPR推進室は業務の省人化と効率化を進めるための取り組みを強化しています。

また、新たなデジタル戦略として、オンラインレンタルサービスが好評を博し、ユーザー数の増加を記録しています。さらに、環境意識の高まりに応え、バイオ燃料を活用した発電機のレンタルや、CO₂のオフセットを実現するレンタル商品の開発にも注力しています。

課題と戦略の見直し



2025年度の業界環境は依然として不透明ですが、建設投資の増加が見込まれています。しかし、物価上昇や社会の高齢化、労働力不足などの課題が続く中でも、ニッケンは生産性向上ニーズに応えるため、社内オペレーションの効率化に努めています。

組織改革とDX推進



4月には、組織改編を実施し、支社経営を強化するための体制を整えました。この改編により意思決定の迅速化が図られ、海外本部も支社へと変更されました。また、2021年に始まったオンラインレンタルサービスは、ユーザーのニーズに応えるべく機能追加を継続し、業務の効率化を進めています。

開発と社員の働きやすい環境



これまで培ってきたノウハウを生かし、開発本部を新設し、自社製品の開発を強化する方針です。特に、高性能ポータブル蓄電池のリリースに期待が寄せられており、今後も多様な製品の開発に取り組む考えです。社員の働きがい向上にも注力し、給与の見直しや研修制度の拡充を推進しています。

まとめ



株式会社レンタルのニッケンは、安定した業績を背景に、2030年を見据えた戦略的な取り組みを進めています。様々な課題に取り組みながらも、持続的な成長を目指し、顧客により良いサービスを提供していく意欲に満ちた姿勢が伺えています。


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