新たな学びの場『かぜ』が豊中市に誕生します
2025年12月初旬、豊中市に新しい子どもたちの“すごし場”として『かぜ』がオープンします。このプロジェクトは、地域貢献を目指した団体で、子どもたちが安心して過ごせる場を提供し、学びをサポートすることを目的としています。
代表者の思い
このプロジェクトを立ち上げたのは、広告代理店「アドキタ」を経営する石谷太志氏と元中学校教員の玉置晃氏です。二人は「地域に何かできることがないか」との思いから、この活動を始めました。石谷氏は豊中出身であり、自身の経験からも、多くの子どもが家庭や学校の環境によって安心できる場所を失っていることに心を痛めていました。
「もし、あの時、彼らが心から安心できる場所があったなら、未来は変わったかもしれない」
このような思いから、彼は自分が育った地域に恩返しする意義を感じ、子どもたちが「ここにいていい」と感じることのできる場所を作ることを決意しました。
玉置氏との出会い
石谷氏がこのアイデアを他者に話した際、元中学校教員の玉置氏が共感し、是非とも協力したいという強い気持ちを示しました。玉置氏もまた、教員として困難を抱えた子どもたちを多く見てきた経験があり、彼自身も「ホッとできる場所が必要だ」と感じていたのです。
二人の出会いは、このプロジェクト実現の大きな転機となりました。このように、地域を思う二人の情熱が一つになった結果、『かぜ』が誕生しました。
『かぜ』の理念
『かぜ』という名称には、「笑顔がかぜのように広がる未来を創りたい」という願いが込められています。そのビジョンは「笑顔がかぜの様に拡がる未来」、使命は「できた体験を増やす」ことです。何よりも大切にされているのは、参加する全ての子どもたちが居心地よく感じられること。単に学びを提供する場所ではなく、温かさと安心感を提供する場でありたいと考えています。
活動内容
『かぜ』では、算数や英語、社会、理科など多様な教科に対応し、参加者は自分のペースで学ぶことができます。子どもたちが持参する問題集や教材を使い、その子に寄り添った学びを進めていくのです。全体で5~6名程度の小規模で行われるため、個別のニーズにしっかりと応えていくことが可能です。参加費もリーズナブルに設定されており、子どもが1回300円、大人も500円で参加できます。
活動の開始と運営
活動は2024年12月初旬の開催を予定しており、豊中市豊南町西に位置する場所で実施します。具体的な詳細やメンバーの募集については、代表の玉置氏に連絡を取ることができます(メールアドレス:
[email protected])。
玉置氏は「教員時代から多くの子どもたちを見てきたが、大切なのは子ども一人一人に寄り添うこと」と語ります。また、副代表の石谷氏も「これはビジネスではなく、社会貢献活動です」と強調しています。
まとめ
『かぜ』は、子どもたちが調和を持って成長できる場所を提供することを目指しています。どんな背景の子どもでも、安心して自分のペースで学ぶことができる環境を整え、多くの“できた!”を増やす場となることを期待しています。地域全体で、この新しい取り組みを応援していくことで、さらなる広がりを見せることを願っています。