岡山大学が導入した新たなジョブシェア制度の全貌とその影響
国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年8月から事務職員を対象とした「ジョブシェア制度」を新たに導入しました。この制度は部局を越え、多様な業務経験を積むことができる環境を整え、職員のスキル向上を目指しています。
この取組は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づいており、職員が持つ知識や経験を活かしながら、柔軟な対応力を備えたナレッジワーカーの育成を狙いとしています。このジョブシェア制度は、大学全体としての組織力向上を図るための一環です。
制度の具体的な内容について
本制度の導入に際し、岡山大学では初の中長期ジョブシェアプロジェクトが実施されています。2025年10月から12月の3か月間で、4人の事務職員が「事務職員採用試験に係る広報強化プロジェクト」に参画。彼らは採用情報のウェブページを効果的に改善するために、デザインや情報構造の刷新に取り組みました。
具体的には、事務組織を11分野に整理し、それぞれの分野における主要業務や先輩職員の紹介を新たに掲載しました。これによって、就活生が必要な情報に迅速かつ理解しやすくアクセスできるようにし、情報の視認性も向上させました。
特に注目すべきは、バナー画像の新規制作やHTMLの修正に生成AIを活用することで、限られた時間内に効率的な改修が実現された点です。これにより、採用ページの利便性や魅力が大幅に向上し、就活生たちが岡山大学での職員像や働く環境をより具体的にイメージできるようになりました。
学生との交流活動について
また、ジョブシェアのメンバーは、2025年12月23日に開催された「大学職員の仕事内容の理解を深める座談会・テーマ別ワークショップ」にも参加。ここでは、研究系、国際系、人事系の3つの分野に分かれてグループワークを行い、学生との直接的な交流を通じて、就活生が求める視点への理解を得る機会となりました。
座談会では、学生からの質問に対して丁寧に応え、大学職員としての働き方やそのやりがいについて直接伝えることができました。このような取り組みは、採用広報の質を向上させるだけでなく、現場の声や学生のニーズを反映した発信ができるようになったと言えるでしょう。
岡山大学の今後の展望
岡山大学では、今後もジョブシェア制度を活用しながら職員の成長支援や組織力の強化を進め、多様な人材が選ばれる魅力的な大学づくりを推進していく方針です。この制度は、単なる職務のシェアに留まらず、地域や国際社会における研究や教育の質を向上させる重要な意味を持つと考えられます。
岡山大学の取り組みに期待が高まる中、大学は地域に根ざしつつ、国際的な視野を持った人材育成を行っていくことでしょう。今後の展開に目が離せません。