神楽坂芸者の舞踊公演「水穂会」
東京・神楽坂にて開催される「第3回水穂会」は、神楽坂の芸者たちが日々の訓練の成果を披露する特別なイベントです。この公演は「舞踊勉強会 花みずか会」を起源としたもので、神楽坂の伝統を受け継ぎながら、観客に芸者文化の魅力を伝えることを目的としています。秋の夜、響く長唄や清元、義太夫の音色とともに、伝統的な踊りを楽しむことができます。
神楽坂の歴史と芸者たちの魅力
神楽坂は、江戸時代に徳川家光によって築かれた街並みを持ち、東京の六花街の一つとして芸者文化を今に伝えています。石畳の道や芸者小道は、当時の雰囲気を色濃く残しており、神楽坂芸者はその中心として、艶やかで優雅な舞を披露しています。「水穂会」は、若手芸者たちが共同で織り成す舞台であり、彼女たちの努力の結果を目の当たりにできる貴重な機会です。
踊りと音色の共演
今年の「水穂会」では、観客の目を引く多彩な演目が用意されています。例えば、素囃子では、普段は見ることのない芸者たちが締太鼓や小鼓、笛の演奏を行う姿も収められています。各演目では、代々受け継がれてきた所作や間合い、目線の美しさが際立ちます。特に、11月14日と15日では異なるプログラムが展開され、それぞれ趣の異なる演出が楽しめるため、両日参加することをお勧めします。
演目スケジュール
1. 素囃子「寿獅子」
2. 長唄「羽根の禿」
3. 清元「玉屋と蝶々売り」
4. 義太夫「二人猩々」
5. フィナーレ「神楽ざかり」
1. 素囃子「かぐら三番叟」
2. 長唄「羽根の禿」
3. 清元「四君子」
4. 長唄「二人椀久」
5. フィナーレ「神楽ざかり」
出演者とスタッフ
公演には、人気の神楽坂芸者たちが出演します。小夏、福子、櫻子など、個々の特徴が舞に表れ、その動きは観客を魅了することでしょう。芸の指導は堅田喜三代、監修は花柳輔太朗が行います。
開催概要
本公演は、令和7年11月14日(金)・15日(土)の2日間、四谷区民ホールで開催されます。開場は15時、開演は15時30分です。入場料は1階指定席4,000円、2階自由席2,000円で、当日券も用意されています。
チケットは14日、15日で異なりますので、注意が必要です。特に14日は指定席、15日は自由席のみの販売であるため、早めの来場をお勧めします。
まとめ
神楽坂芸者たちの舞踊公演「水穂会」は、秋の芸術を感じる素晴らしいイベントです。伝統と現代が交差する舞台をぜひこの機会に体験しにお越しください。神楽坂の街並みと共に、心に残るひとときを過ごせることでしょう。