植物性カプセルと土づくり
2026-02-13 14:46:00

三生医薬が推進する植物性カプセルからの土づくりプロジェクト

三生医薬が推進する植物性カプセルからの土づくりプロジェクト



静岡県富士市に本社を置く三生医薬株式会社は、植物由来の材料を使ったカプセル製品の製造過程で発生する規格外品を、たい肥として再生する新しい資源循環プロジェクトを発表しました。この取り組みは地域農業への貢献や環境負荷の低減を目指すものであり、「廃棄物」を「資源」に変える社会革新の一環です。

プロジェクトの背景と目的


三生医薬では、寒天やカラギーナン、さらにトウモロコシ由来のでんぷんなどを用いた植物性カプセルを製造していますが、その過程で生じる形状不良品や規格外品は焼却処理されることが一般的でした。このプロジェクトは、そうした「廃棄物」を如何にして資源として再活用できるかという視点からスタートしました。

三生医薬は「環境目標2030」を掲げ、地域社会に貢献するための経営方針を採用しています。その一環として、製造過程で出る規格外カプセルを庵原興産(廃棄物処理業者)とアサギリ(たい肥製造業者)と連携し、素材を再利用する循環システムを構築しました。これにより、年間約324m³の廃棄物削減が見込まれ、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」にも寄与します。

循環スキームの詳細


プロジェクトでは、庵原興産が製造過程で発生する規格外カプセルを適切に前処理し、その後、富士宮市にあるアサギリの工場でたい肥の原料として利用されます。たい肥の製造プロセスでは、約60℃の温度を24時間以上維持しながら、微生物の働きを用いて分解を促進します。この過程は自然の力を最大限に引き出し、効果的で高品質なたい肥を創出します。

地域農業への影響


完成したたい肥は、地元の農家に供給されています。YAMATARO F&Cの代表・山村達也氏は、このたい肥を使用しており、土壌の状態が改善されたと語ります。「異常気象や傾斜地による課題が多かったが、たい肥を利用することで土壌が安定し、作物の生育に良い影響を与えています。」という彼の言葉からも、地域の農家にとって価値ある資材であることが伺えます。さらに、輸送コストの削減にも寄与しています。

サステナブルな未来を目指す


三生医薬はこの取り組みを通じて、地域経済の活性化や持続可能な農業の実現を目指しています。廃棄物を資源として再利用することで、農業の生産性向上や地域振興に貢献しています。また、業界の仲間企業との連携により、さらなる拡大と協働の可能性を探っています。

関係者の声


庵原興産の森氏は、「三生医薬との協働で産業廃棄物を資源として再利用する新しい仕組みが生まれたことは、地域内での環境負荷の低減に寄与する重要なステップです」と話します。また、アサギリの簑氏は、「地域資源を活かした高品質なたい肥づくりを行っており、農業の持続可能性を高める為の取り組みが広がっている」と述べています。

このように、三生医薬のプロジェクトは地域社会に新たな価値を生み出し、持続可能な未来への道を照らすものとなっています。


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