岡山大学で開催された若手女性研究者成果発表会
2025年2月4日、岡山大学で「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース」第4期生の成果発表会が行われました。このプログラムは国連貿易開発会議(UNCTAD)と岡山大学の共同事業で、今年度はボツワナ、フィリピン、南アフリカから計4名の若手女性研究者が参加しました。
多様な国からの参加者
参加者たちは、それぞれの国から推薦を受けてプログラムに参加しました。発表では、岡山大学で行った研究の成果をオンラインでプレゼンテーションし、各国の問題に取り組む重要な研究成果が紹介されました。
学術交流の促進
岡山大学とUNCTADは2020年に初の包括的な協定を結び、SDGsの達成に向けた人材育成を奨励しています。その後、このコースにはこれまでに23人の女性研究者が参加し、さらなるグローバルなネットワークが形成されています。多くの研究者が互いに知識を交換し、共著論文を発表するなど、国際的な学術交流の場としての役割も果たしています。
未来への期待
成果発表会には、UNCTADのイノベーション・知識開発部門の部長もオンラインで出席し、岡山大学の那須保友学長も参加者に激励の言葉を送っていました。学長は、これからもSTI for SDGsの取り組みを通じて、研究者育成と地域社会への貢献を続けていく意向を示しました。
この試みは、国際的な研究者を岡山に招待し、持続可能な社会の実現に向けた努力を強調する重要な機会となっています。岡山大学はこれからも地域に根ざした研究交流を進め、世界に向けてその成果を発信していくことを目指しています。
UNCTADと岡山大学の関係
UNCTADは1964年に設立された国連の機関で、途上国の貿易や投資を支援する役割を担っています。岡山大学は、その活動の一環として、若手研究者向けの研修プログラムを通じて国内外の研究者を育成する取り組みを強化しています。
今後も岡山大学が提供するこのようなプログラムを通じて、地域の特色を活かしつつ、国際的な連帯を強めていくことが期待されます。