ヤンマーが提案するカーボンニュートラルの未来
ヤンマーホールディングス株式会社とヤンマーエネルギーシステム株式会社は、2025年に東京ビックサイトで開催される「ENEX2025 第49回地球環境とエネルギーの調和展」に出展することを発表しました。この展示会は、地球環境の持続可能性を追求し、未来のエネルギー技術を紹介する場です。ヤンマーブースでは、廃熱を活用した新たな発電システムや、カーボンニュートラルを実現するための最新の取り組みが披露されます。
持続可能な社会を目指す「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」
ヤンマーグループは「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」として、持続可能性を重視した活動を進めています。温暖化ガス排出量ゼロを目指し、環境への負荷を軽減する取り組みを行い、顧客のエネルギー使用の効率化を図ることがその目的です。この展示会では、同グループがどのようにしてカーボンニュートラルな社会に貢献しているのかが紹介されます。
展示される新技術
ヤンマーのブースには、主に以下のシステムが展示されます。
廃熱発電システム
80℃から95℃の低温排水を利用して発電するシステムです。温泉施設や工場の小規模な熱源に対応するため、10kw未満の小型発電機として開発され、大型の設備を必要とせず、効率よく発電が可能です。パッケージ型の発電システムを使用することで、設置が容易で、必要に応じて複数台を連結することもできます。
熱電発電システム
350℃以上の高温ガスを利用した発電技術です。ヤンマー独自のサーモサイフォン式熱交換器を採用しており、均等かつ高密度な加熱を可能にしました。これにより、高出力化が実現され、幅広い用途で利用できるシステムが完成しました。実機展示も行われる予定です。
廃熱ソリューションの提案
さらに、ヤンマーエネルギーシステムとパナソニック株式会社との連携により、発電時の廃熱を業務用空調機に活用する新しい廃熱ソリューションも提案されます。これにより、廃熱を有効活用しながら、エネルギー効率を向上させることができます。
展示会の詳細
- - 会期:2025年1月29日(水)~1月31日(金)
- - 会場:東京ビックサイト 東1・2ホール&会議棟
- - ヤンマーブース小間番号:1N-10
ぜひ、ヤンマーの革新的なエネルギーソリューションを直接見学し、持続可能な未来への取り組みについて学ぶ機会をお見逃しなく。
まとめ
ヤンマーの「ENEX2025」出展は、持続可能な社会の構築に向けた重要な一歩です。廃熱を利用した新システムの紹介は、カーボンニュートラルを実現するための挑戦を強調しており、環境問題に対する意識を高める良い機会となるでしょう。皆さんの参加をお待ちしております。