B2プレーオフ 3位決定戦、福岡の戦いの軌跡
2025年5月19日、福岡ではB2プレーオフの3位決定戦が行われ、ライジングゼファーフクオカが信州ブレイブウォリアーズと対戦しました。試合は94-101で敗れ、福岡は4位でシーズンを終えることとなりました。
試合の展開
試合は、福岡にとってのシーズン最終戦となり、選手たちは最後の力を振り絞って臨みました。第1クォーターでは、福岡の谷口選手がジャンパーで最初の得点をあげ、続いて3ポイントシュートも決めるなど、好スタートを切ります。さらに、ベンチから投入された中村選手とブラウン選手も続けて3ポイントシュートを沈め、福岡は序盤から得点を重ねます。
一方、信州も負けじと小玉選手やチェンバース選手が3ポイントシュートを成功させ、お互いに一進一退の攻防が展開されました。第1クォーターは22-25で信州がリードを奪う形で終了します。
中盤の攻防
第2クォーターに入ると、信州が連続得点を決め、一時はリードを広げられます。しかし、福岡はランダル選手の3ポイントシュートや加藤選手のドライブが効き、粘り強く追いすがります。前半が終わった時点でスコアは37-40、信州のリードはわずか3点でした。
後半の逆転劇
後半が始まると、福岡は再び信州にリードを広げられます。しかし、ここでの反撃が見事でした。ランダル選手のAND1成功や力強いショットが続き、試合の流れを引き寄せました。谷口選手がこの日4本目となる3ポイントシュートを決め、一時は信州に追いつく場面もありました。
しかし、信州もまた巧みにセカンドチャンスをものにし、勝負所での3ポイントシュートを続けて決めるなど、福岡の追撃を振り切ります。最終スコア94-101での敗北となり、福岡は4位でシーズンを終えました。
選手たちの想い
試合後、浜口監督は選手たちの戦いぶりを称えつつ、信州のプレーが素晴らしかったと語りました。「ディフェンスのミスが目立ち、苦しい展開だったが、ブースターの応援に感謝している」と述べました。谷口選手も「勝つことへの強い思いで臨んだが、やはり勝利を届けたかった」と悔しさを滲ませました。
未来への希望
この試合を通じて、地域との結びつきがチームの強さにつながると選手たちは感じているようです。谷口選手は福岡での2年間を振り返り、地域の支持がチームの成長に不可欠だと訴えました。選手たちの奮闘は、福岡のバスケットボール文化の拡充に向けての大きな足掛かりとなることでしょう。来シーズンに向けて、さらなる飛躍を期待せずにはいられません。