岡山と岩手の連携
2025-11-06 01:20:31

岡山大学と岩手大学がヘリウムリサイクル事業の意見交換を実施

岡山大学と岩手大学が取り組むヘリウムリサイクル事業



国立大学法人岡山大学は、2025年に向けたヘリウムリサイクル事業の推進を目指し、岩手大学との意見交換会を実施しました。これは、研究機器の効率的利用や環境への配慮を考慮した重要な取り組みです。

意見交換会の概要



この会は、岡山大学の研究機器共用体制強化を図るタスクフォースのメンバーが、岩手大学の理工学部を訪問して行われました。参加者には岡山大学の技術者や事務職員に加え、岩手大学の技術職員、さらに大阪大学からも専門の技術職員が出席し、活発な意見交換が行われました。

特に、岩手大学と共同開発された「WAN-WANシステム」というスマートスピーカー制御器についての説明が行われ、さまざまな研究現場での活用が期待されています。これは水漏れや振動などを検知するためのもので、多岐にわたる研究に応用可能です。

また、岡山大学からは「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク(通称:中四国・播磨HeReNet)」や幅広い研究活動に関する取り組みが報告されました。これにより、新たな研究拠点形成が促進され、次世代の研究者たちが挑戦的な研究に挑む機会を提供します。

見学と協力体制の構築



意見交換会では技術的な内容に加え、実際の施設や機器の見学も行われました。岩手大学の極低温発生装置室や液体ヘリウムの設備など、実践に基づいた実験場としての役割も果たすことが期待されています。

その後、使用済み設備から液体ヘリウムを回収する「HeliGet」事業についても意見が交わされ、近隣の大学における現在の状況や課題を共有しました。

今後の展望



今回の意見交換は、ヘリウムリサイクル事業の成功事例を共有する貴重な機会であり、今後の連携へとつながる重要な一歩となりました。両大学は、地域の研究環境を支える中核的な存在として、研究力向上を目指します。

「中四国・播磨HeReNet」や「HeliGet」を通じて、岡山大学は地域の大学、研究機関、企業との連携を強化し、液体ヘリウムの安定供給を実現しようとしています。これにより、未来の研究開発の幅も拡げられることが期待されます。今後も関係機関と協力して、持続可能な研究の実現に向けた取り組みを進めていきます。


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