選ぶAIへの進化
新たに進化を遂げた訪問看護専用電子カルテ「iBow」。株式会社eWeLLが開発したこのシステムは、訪問看護の現場での業務支援を目的としています。2026年1月22日に予定される大幅なアップデートでは、医療従事者が自身のニーズに応じて、AIによる報告書を選択できる機能が追加されます。この新機能は、専門知識を持つ看護師の方々が、自分らしい表現で報告書を作成できる環境を整え、より質の高い在宅医療を実現します。
アップデートの背景
訪問看護業務に従事する医療従事者は、高度な専門知識と経験を基に患者に寄り添ったケアを行っています。日々、変化する患者の状態や周囲の環境に対し、適切な判断を下すためには、正確で質の高い報告書が必要です。eWeLLは、このような医療現場のニーズを汲み取り、医療従事者が自身の判断力を発揮できるよう支援することを使命としています。
以前から提供されていたAI機能は、主に情報を受け取る形式でしたが、多様な医療現場において、画一的なサポートでは通用しない場合も少なくありませんでした。そのため、今回のアップデートでは、AIが主導するのではなく、医療従事者が自ら選択する「選ぶAI」へと進化しました。
新機能の詳細
アップデートでは、二つの異なるAIタイプが導入されます。これにより、医療従事者は報告のスタイルを自由に選ぶことができ、状況や必要に応じた表現をすることが可能になります。
1.
A-iBow(すっきり記述タイプ)
このタイプは、情報を整理し簡潔に要点をまとめることが得意です。忙しい医師や関係者が、短時間で情報を把握したい際に最適です。
2.
E-iBow(しっかり記述タイプ)
こちらは、詳細な経過や微細な変化を丁寧に記述することに特化しています。病状が複雑なケースや、詳細な情報共有が求められる場面での利用が想定されます。
これにより、訪問看護師は医師やケアマネジャーなど提出先の好みや報告内容に応じて、最適な書き方を簡単に選ぶことができるようになります。
質の向上と自然な表現
今回のアップデートでは、報告書が持つ「質」にも大きな改善が行われました。AIによる特有の第三者的表現を排除し、看護師が自身の言葉で表現したかのような、温かみのある文章が生成されるようになりました。これにより、医師や関係者に対して意図をスムーズに伝えることが可能になります。
今後の展望
eWeLLは、今後もAIの進化を続け、医療従事者の支援に寄与することを目指しています。最終的には、AIは医療従事者の判断をサポートする存在であり続け、彼らの能力を引き出す手助けをしていくことが求められると考えています。最新の技術を活用しつつ、訪問看護の質の向上に寄与するサービスを今後も開発していく方針です。
私たちの目標は、医療従事者が患者に寄り添いながら質の高いケアを提供できる環境を整えることです。iBowのアップデートは、その一歩に過ぎないのです。これからも多様なニーズに応え、訪問看護の現場での選択肢を広げていく取り組みを行ってまいります。