AMRロボ「Neibo」稼働
2025-12-03 14:31:49

エクセディのAMRロボ「Neibo」が関東物流センターで稼働開始

AMRロボット「Neibo」の導入



エクセディが開発した自律走行搬送ロボット「Neibo」が、LIXILの関東物流センターにおいて本格的に導入されました。このニュースは、倉庫内の効率化や安全性向上に寄与するものであり、特に興味深いのは、導入から半年間にわたって事故や故障が一切発生していないという実績です。

1. 導入の背景



関東物流センターは、住宅用サッシや玄関ドアなど、多岐にわたるLIXIL製品を関東甲信越エリアに配送するための重要な物流拠点です。ここでは最大6mにも及ぶ長大な製品を扱っており、その重量特性から搬送にはフォークリフトが必要です。しかし、フォークリフトの運転には資格や技術が求められるため、有資格者を確保することが課題となっていました。さらに、フォークリフトが空で戻る「空走」を削減し、業務の効率化を図ることも重要でした。

2. 導入の決め手



LIXIL物流がAMRロボットの導入を検討する中で、最も重視されたのは「安全性」です。人や他のフォークリフトを精確に検知し、避けることができる能力が求められていました。また、重量物の搬送に適応し、倉庫内の変更に柔軟に対応できることも条件としていました。結果的に、「Neibo」がその条件をすべて満たし、現場ニーズに応じた仕様であることから、最初の2台の導入が決定されました。

3. Neiboの評価



導入から半年以上経過した現在、人や棚、荷物に接触する事故は一度も発生しておらず、厳しい環境条件下でも安定して稼働しています。特に、高温多湿な夏場でも故障がゼロというのは「Neibo」の信頼性を示すものであり、現場からはその「タフさ」が高く評価されています。

4. 今後の展望



LIXIL物流は、今後さらに4台の「Neibo」を追加導入する予定です。最終的には合計6台が活用され、現行のフォークリフトの削減を目指しています。また、成功したこのモデルを九州や岡山など他の地域に展開し、倉庫管理システム(WMS)との統合を進める方針です。

5. 経営者の声



関東物流センターのセンター長は、『実際にデモを見たときは半信半疑でしたが、見事に重量物を運搬している姿を見てその性能を確信しました。導入からこれまで、事故や故障が一切なく『タフさ』に驚いています。現場からは自動化が進んだことで作業が楽になり、次の展開を期待する声が聞こえてきます。』と語っています。

まとめ



エクセディの「Neibo」は、今後の物流業界におけるさらなる自動化の先駆けとなる存在です。人手不足が深刻化する中で、倉庫作業の自動化は避けられない流れとなっています。「Neibo」がどのようにその流れを加速させていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: エクセディ Neibo AMRロボット

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。