AI対話機能の進化!顧客理解ツール「DAYS GRAPHY」に新機能追加
シナジーマーケティング株式会社(大阪市北区、代表:奥平 博史)は、生成AIを活用した顧客理解ツール「DAYS GRAPHY(デイズグラフィ)」に新しい機能を追加したことを発表しました。新機能は、API連携と対話のシチュエーションカスタマイズで、顧客とのより深い対話を実現します。
API連携で新たな可能性が広がる
DAYS GRAPHYの新機能は、特にアプリケーション内だけでなく、外部のツールとの連携が可能になりました。これにより、既に持っているデータを基に、生成された顧客像と対話が可能となります。顧客の声やアンケートのデータをもとに、よりダイナミックなインサイトを捉えることができます。
シチュエーションカスタマイズ機能とは
新たに搭載されたシチュエーションカスタマイズ機能では、生成した顧客像に対して特定の属性を持つ回答を求めることができます。「批判的な顧客として回答してほしい」や「ロイヤル顧客として意見を聞きたい」といったリクエストが可能です。このように、施策の目的に応じて適切な情報を得ることができるため、マーケティング施策をより効果的に考えることができます。
MIRAIノートプロジェクトとのリンク
この新機能は、三田市教育委員会と大阪教育大学による「MIRAIノートプロジェクト」の研究成果を受けて開発されました。このプロジェクトは、生成AIを利用して小中学生が気軽に対話できる環境を提供することを目指しています。試験的利用が行われた結果、70%以上の生徒が継続利用を希望するという高い満足度が示されました。
教育現場における取り組み
「MIRAIノート」は、主に小中学生向けのAI対話アプリであり、児童生徒の自己表現や感情の整理を促すことを目的としています。学校での「ふりかえり機能」や家庭での「AIトーク!機能」などを通じて、より深い対話を実現。データ分析を行い、心理的な変化を視覚化することで、児童生徒が自身の気持ちを整理する手助けをします。
ユーザーからの高評価
試験的利用の実施期間は2025年1月9日から22日までで、合計350名の中小学生が参加しました。AIトーク機能を利用した生徒は84%に上り、平均トーク件数は107件、投稿文字数は約1,500文字と高い活用率を示しています。特に「自分に合った相手を選べる」という評価には85%が好意的な回答をし、自分の気持ちを話しやすい環境が整ったことが伺えます。
まとめ
「DAYS GRAPHY」の新機能は、顧客理解を一層深め、さまざまなアプローチで顧客と対話できる可能性を提供します。これにより、様々なジャンルでのマーケティング施策や商品開発のインサイトが得られやすくなるでしょう。特に教育現場においては、子どもたちが安心して対話できる環境を提供することができ、彼らの心情にも良い影響を与えることが期待されています。生徒たちが自分の感情を表現し、自己理解を深める手助けをするMIRAIノートは、今後の教育現場における新たなスタンダードとなるかもしれません。