レッキス工業の「みるみるくん」がクラウド対応で進化!
近年、業界全体でデジタル化が進むなか、レッキス工業株式会社が売り出している圧力・満水試験器「みるみるくん」がそのスタイルを一新しました。クラウド対応によって、現場の効率化と省力化が実現され、ビジネスに新たな可能性をもたらしました。本記事では、その進化の背景や実際の利用方法について詳しくご紹介します。
クラウド化の必要性
レッキス工業の「みるみるくん」は、これまでも現場でシンプルに操作できる計測機器として定評がありました。しかし、現場に赴かなければ計測結果を把握できないという課題もありました。さらに、社会全体での人手不足が深刻化する中で、業務の省力化や効率化が求められるようになりました。
obniz Now の導入
そこで、レッキス工業が採用したのが、株式会社obnizの「obniz Now」です。このデバイスの特徴は、既存の機器に手を加えることなくネットワーク接続を可能とし、「みるみるくん」をクラウドへとつなげることができる点です。特に、現場に近く置くだけで、操作は変わらずに遠隔からの情報管理ができるというのは大きなメリットです。
具体的には、試験の状況をリアルタイムでタブレットから把握でき、エラーが発生した場合の通知や試験の終了確認も可能となりました。また、完了後の帳票生成も自動化され、日常業務の負担を大幅に軽減しました。
2社の協力で実現した成果
レッキス工業の担当者、商品開発部の遠藤 智之様と三浦 亮様によると、obnizチームの技術力と提案力が、従来の運用を損なうことなくスムーズにクラウド化を進められた要因とのこと。操作方法が大きく変わらないため、現場での混乱もなく、スタッフも安心して新しいシステムを利用できています。
展望と今後のイベント
このクラウド対応型「みるみるくん」は、2025年からのビジネス展開を予定しており、すでに展示会での公開もアナウンスされています。具体的な日程は、2025年8月6日から8日まで東京ビッグサイトで行われる「第57回管工機材・設備総合展」と、2025年9月11日から13日までインテックス大阪で行われる「第22回管工機材・設備総合展 OSAKA」です。ブースでも直接、クラウド化の具体的なデモを体験することができる予定です。
最後に
現場のデジタル化や省力化、効率化を進めようとする方々にとって、レッキス工業の「みるみるくん」の進化は大きなヒントとなるでしょう。これからの工業現場のデジタル化の流れに、ぜひとも注目したいところです。今後の進展に期待が高まります。