新たな生理用品の供給環境整備
大阪を拠点にするユニ・チャーム株式会社が、MeWプロジェクト及び日本カルミックと共同で新しい取り組みを開始します。目的は、学校において生理用品を衛生的かつ安心して利用できる環境を整えることです。具体的には、新たに開発された生理用品ディスペンサー『MeW ディスペンサー』を導入し、こちらに薬機法対応の完全密閉型ナプキン『ソフィSPORTS羽根つき』を配置します。この取り組みは、2025年11月から本格的に始まります。
背景と重要性
多くの学生にとって生理は身近なテーマであり、特に学校生活においてその影響は深刻です。日本カルミックが行った調査によれば、84%の学生が生理用品を持たなかったことで困った経験があるという結果が出ています。このような状況下で母体となる教育現場において、『必要なときにすぐ利用できる』環境を整備することが求められています。
加えて、99%の学生が「学校のトイレに無償の生理用品が設置されることで生活が良くなる」と答えています。このことから、生理に対する不安を軽減し、学業や活動に集中できる環境を作ることは非常に重要です。
新しい取り組みの概要
この連携プロジェクトは、月経に伴う「行動制限」や「生理知識格差」を緩和することを目指しています。具体的な流れは次の通りです。
1. ユニ・チャームが薬機法対応の完全密閉型ナプキン『ソフィSPORTS羽根つき』を提供
2. MeWプロジェクト開発の『MeW ディスペンサー』を学校に設置
3. 日本カルミックが『サニッコ®』というタッチレスサニタリーボックスの設置を通じて、衛生的に生理用品供給環境を整える
このプロジェクトにより、学校企画の生理用品の供給環境を整備し、学生たちが安心して日常の活動を行えるよう支援します。
企業の想い
ユニ・チャームの思い
ユニ・チャームが提供する『ソフィSPORTS羽根つき』は、法的および衛生的な基準をクリアした生理用品です。このプロジェクトを通じて、生理用品が必要な時に安心して利用できる環境を整え、月経に影響されない生活ができる社会を実現したいと考えています。
MeWプロジェクトの取組
MeWプロジェクトは、トイレ内での生理用品常備を広めるために、『MeWディスペンサー』を製品化しました。簡単に設置でき、エコフレンドリーな設計で、清潔に生理用品を提供します。月経は自然な現象であり、学生たちが安心して過ごせることを目指しています。
日本カルミックの思い
日本カルミックが提供するタッチレスサニタリーボックス『サニッコ®』は、女性が抱える潜在的な不快感を軽減するために開発されました。定期的なメンテナンスも行い、トイレ環境を清潔に保つためのサポートを行っています。
このプロジェクトを通じて、生理用品がスムーズに入手できる環境を整え、学生たちが心地よく学校生活を楽しめるよう取り組んでいきます。
まとめ
ユニ・チャーム、MeWプロジェクト、日本カルミックの三者による連携プロジェクトは、教育現場における生理用品の供給を気軽かつ衛生的に行うための重要なステップとなります。この取り組みが広がることにより、学生たちが安心して活動を行える環境づくりが進むことを期待しています。