神戸市が外国人起業家および海外スタートアップ企業を対象としたビジネスサポート業務の運営を続ける中、昨年度に引き続き、Innovation Dojo Japanは「Kobe Global Startup Support」を受託しました。このプログラムは、神戸市が進めている外国人起業家の誘致と定着を促進し、それに必要な支援を提供することを目的としています。
令和6年度には、70社以上の海外スタートアップを探索し、マッチングを通じて複数の企業が協業に向けた議論を行い、具体的な成果も生まれました。特に、NDAの締結やPoCの実施、さらに2025年の大阪・関西万博での導入決定などがその例です。
今年度においては、神戸市の魅力や支援制度を国際的に発信することに力を入れ、海外スタートアップ支援機関との連携による共同イベントの開催や、年間10件の海外訪問団受け入れイベントを計画しています。これにより、神戸への進出意欲を高め、スタートアップの定着と成長を支援する好循環を生み出すことを目指します。
対象となるのは、神戸市内で法人設立を目指す外国人起業家や海外スタートアップ企業です。具体的には、IT、医療、環境、物流といった高度な技術を活用する事業や、社会課題解決に貢献する事業などが該当します。
弊社は、海外企業支援のノウハウを活かして、ビジネスマッチングや人材獲得、資金調達のサポートを行い、地域の企業や経済団体との連携を推進しています。また、各種イベントの運営を通じて、神戸のビジネス環境を国際的にPRします。
特に注目すべきイベントとしては、『Discover Latvia』と『Kobe x Africa Initiative 2025』が挙げられます。これらのイベントでは、参加者にラトビアやアフリカの市場ポテンシャルを紹介し、実績のある日本企業の事例を交えつつ、スタートアップのプレゼンテーションやパネルディスカッションも実施します。
今後も、神戸市および京阪神地域における外国人起業家のビジネス成長を支援することで、彼らの技術やサービスを広め、双方の事業拡大をサポートしていく方針です。Innovation Dojo Japanは神戸市と連携し、多様性に富んだスタートアップエコシステムの構築に貢献してまいります。
Innovation Dojo Japanは2016年にオーストラリアのシドニーで設立された企業で、起業家の人材育成、スタートアップインキュベーション、イノベーション関連の事業開発を手掛けています。私たちの使命は、普通の人々が並外れた成果を達成できる場所を提供することです。これからもグローバルな視点で、起業家精神やイノベーションの発展に寄与していく所存です。