『Madvillainy』深掘り
2025-11-11 14:44:48

ヒップホップの金字塔『Madvillainy』を深掘りした書籍が登場!

ヒップホップの金字塔『Madvillainy』を深掘り!



2000年代のヒップホップシーンにおいて、伝説的な存在となったユニット「マッドヴィラン」。彼らのアルバム『Madvillainy』は、いまだに多くのファンに愛されており、今でもその影響力は衰えません。2025年12月16日に、そんな名盤について日本初の本格的な考察がまとめられた書籍『マッドヴィランの嘘と真実MFドゥームとマッドリブのアンダーグラウンド・ヒップホップ伝説』が発行されることが決まりました。この本では、MFドゥームとマッドリブの独特なアプローチや、その背後にあるストーリーが詳細に語られています。

「Madvillainy」とは?



『Madvillainy』は2004年にリリースされ、米音楽メディア「ピッチフォーク」の「オールタイム・ベスト・ラップ・アルバム100」において堂々の第10位にランクイン。このアルバムは、その独特のビートと難解な歌詞によって、ヒップホップの新たな可能性を切り開いたと言えるでしょう。

本書では、アルバムが生まれた背景や、当時の音楽シーンとの関りについても触れています。MFドゥームの特徴的なラップスタイルや、マッドリブの巧妙なビートメイキングがどのように結びついているのかを、知人や関係者へのインタビューを通して明らかにしていきます。

公式な考察の重要性



ヒップホップの形成に関する研究は近年も盛んになってきましたが、特にマッドヴィランのようなアンダーグラウンドシーンに焦点を当てた書籍は希少です。このことから、今作は非常に興味深い内容となることが期待されています。内容は多岐にわたり、複数のオルターエゴが登場する歌詞や、さまざまな音源からのサンプリングがどのように組み合わされているのか、深く掘り下げていくでしょう。

特別コンテンツも収録



さらに、日本語版では特別コンテンツとして、ビートメイカーであり本書の訳者である吉田雅史が解説した図表5点と2万字を超える詳細なテキストが収められています。また、MFドゥームとマッドリブそれぞれに関連する重要アルバム20枚を網羅したディスクガイドも登場します。これにより、彼らの音楽の背景や他の作品との関係性を深く理解できること間違いなしです。

著者と訳者について



この書籍の著者ウィル・ヘイグル氏は、イリノイ州出身で現在ロサンゼルスに在住している作家です。『ローリング・ストーン』などの著名メディアに寄稿しており、その表現力は定評があります。一方、訳者の吉田雅史さんは、批評家やビートメイカーとして幅広く活動し、ヒップホップに関する著書も多数持っています。彼の独特な視点からの翻訳が本書を引き立てる要素の一つとなるでしょう。

書誌情報



  • - タイトル: マッドヴィランの嘘と真実MFドゥームとマッドリブのアンダーグラウンド・ヒップホップ伝説
  • - 著者: ウィル・ヘイグル
  • - 訳者: 吉田雅史 + 梶本麻須久
  • - 判型: 四六判・並製・280ページ
  • - 予価: 本体2,400円+税
  • - ISBN: 978-4-86647-226-3
  • - 発売日: 2025年12月16日(火)
  • - 発売元: 株式会社ディスクユニオン
  • - 発行元: DU BOOKS
  • - 商品紹介ページ: こちら

この書籍は、ヒップホップファンはもちろんのこと、音楽を愛するすべての人々にとって必読の一冊となることでしょう。待ちきれないその日を心待ちにしたいですね。


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