新たな挑戦、関西大学からの新アルコール飲料の誕生
関西大学商学部の西岡ゼミと社会学部の池内ゼミの学生たちが、企業との連携を通じて新しいアルコール飲料を開発しました。伊藤忠食品とライフとの協力により生まれたのは、若者向けのクラフトビール「Beerletter」と缶チューハイ「トトノワール」。このプロジェクトは、食品ロスの問題や若年層の酒類消費の減少という現状に対応するためのもので、的確なマーケティングと消費者心理学を活かしたアプローチが光ります。
背景と目的
SQLの年々進む食品ロス問題、そして健康志向の高まりによって、若者の酒類消費が減少しつつあります。このような変化を受け、学部の垣根を越えた両ゼミ生は、若者のライフスタイルに合う飲料を開発することに決めました。それぞれの専門性を活かし、6種類の候補から2つのアイデアが選抜されました。このプロジェクトは、サステナブルな酒類の開発だけでなく、若者の購入意欲を高めることも目指しています。
商品の特徴
1. クラフトビール「Beerletter」
「Beerletter」は、「コト消費」に重点を置いたクラフトビールで、パッケージデザインも特長的です。贈り物としても活用できるよう、メッセージを添えられる設計。苦みが気になる方でも飲みやすいIPAで、鮮やかなピンクのパッケージはパーティーシーンで映えること間違いなしです。容量は350ml、価格は398円(税込437円)、アルコール度数5%という設定です。
2. 缶チューハイ「トトノワール」
一方、「トトノワール」は、リンゴ果汁を使用した缶チューハイで、懐かしいフルーツ牛乳の味わいを再現。飲用シーンを「風呂上がり」に限定し、他の缶チューハイとの差別化を図っています。特徴的なパッケージは、若者に人気のレトロ感を演出。こちらも350mlで138円(税込151円)と手頃な価格。アルコール度数は3%です。
PR活動と販売戦略
これらの新製品は、SNSを通じてのコミュニケーションを重視したPR活動を展開。1月10日と11日には、セントラルスクエア西宮原店において特別販売イベントが行われ、ゼミ生が特製の法被を着ておもてなしをしました。
Beerletterの顧客アプローチ
単なる商品紹介にとどまらず、物語としての共感を生む「物語広告」を採用。ポストの企画やオリジナルグッズのプレゼントを通じて、消費者の体験価値を向上させようとしました。実際の販売状況でも431本を売上げ、特に女性や若年層の興味を引いたことが確認されました。
トトノワールの展開
「トトノワール」についても、競争力を高めるため、飲用シーンを意識したティザー広告で期待感を募らせました。ここでも、購入者にオリジナルステッカーを贈呈する施策が講じられ、イベントに参加する楽しみを提供しました。481本の販売数を記録し、想定したターゲット層にしっかりとアプローチできたことが分かりました。
学生たちの声
プロジェクトに参加した池内ゼミの中島剛大さんは「廃棄される食品を活用し、若者の酒類消費を促進する商品を開発できたことを嬉しく思う」とコメントしています。西岡ゼミと池内ゼミの知見を融合させて生まれたこれらの製品が、SDGsの推進にも寄与できればと期待されています。
このように、関西大学の学生たちの新しい試みが、若者に受け入れられる商品として育っていくことを楽しみにしています。