日本海ラボが株式会社SIRCに出資
日本海ガス絆ホールディングスグループの一員である、株式会社日本海ラボが、この度株式会社SIRCに資本提携を結びました。SIRCは、大阪府大阪市に本社を構え、独自のセンシング技術を用いて社会課題の解決を目指す企業です。この出資は、当グループが施行するエネルギー効率の向上と脱炭素化の取り組みをより強化し、地域全体のカーボンニュートラルを実現するための重要な一歩となります。
SIRC社の展望と技術
株式会社SIRC(サーク)は、2015年に設立され、大阪公立大学から発展したベンチャー企業です。彼らの主力製品である「SIRCデバイス」は、電力、電流、角度、周波数の変換をリアルタイムで計測できる超小型センサーです。この技術によるIoT電力センサユニットは、工場などでのエネルギー使用量の可視化を可能にし、従来の工事を必要としない形で導入することができます。
さらに、SIRC社は、脱炭素DXソリューションを製造業向けに展開しており、エネルギー使用量の見える化によって、顧客の省エネルギー施策を支援しています。これにより、製造業のエネルギーの効率的な管理が期待されます。
代表者のコメント
SIRC社の代表取締役CEOである髙橋真理子氏は、今回の出資によって得られた提携について、「世界的なカーボンニュートラルの動向を踏まえ、SIRCの持つ技術を通じて製造業の省エネを実現したい」と語ります。また、彼女は日本海ガス絆ホールディングスグループの理念に沿って、更なる付加価値の提供を約束しました。
一方で、日本海ラボの代表取締役社長である新田洋太朗氏も、エネルギーインフラ事業にホットな時期におけるDXの重要性を強調。デジタルトランスフォーメーションの推進により、災害対策や老朽化の問題に対応することが企業に求められていると述べています。
未来を見据えた取り組み
日本海ラボとSIRC社の提携は、エネルギー消費の効率化だけではなく、持続可能な未来に向けた重要なステップと捉えられています。両者は連携し、安心・安全なエネルギーの利活用を促進するための様々な施策に取り組む意向です。
これからも両社の動向に注目が集まる中、地域におけるカーボンニュートラル実現に向けての取り組みがどのように展開されていくのか、期待が高まります。