手指麻痺の新機器
2024-12-19 11:47:21

手指麻痺の新たな希望!桜十字グループが開発したリハビリ機器Naremが特許取得

手指麻痺に新たな希望、リハビリ機器Narem



桜十字先端リハビリテーションセンターSACRAが北九州市立大学と共同開発した「手指リハビリテーション支援システムNarem」が特許を取得しました。この新たなリハビリ機器は、脳卒中や脊髄損傷による手指麻痺改善に向けた画期的なアプローチを提供します。

Naremの背景と開発ストーリー



桜十字グループは、医療・介護・予防医療を通じて、全ての世代における「生きる」を支える事業を展開しています。特に、脳卒中や手指麻痺は高齢者にとって大きな問題であり、日常生活に支障をきたす要因となっています。そのため、リハビリテーション手法の研究開発が急務とされています。Naremの開発は、2016年に北九州市立大学の松田教授が始まりました。手指の運動と意識のフィードバックをえられるシステムを目指し、産学医の連携によって誕生しました。

Naremの革新性



Naremは従来の手指リハビリ療法とは一線を画しています。手指の細かい動作を「LEAP MOTION」により取得し、その情報をもとに麻痺した手指に左右対称の動きを再現します。この方式では、従来の難しさを軽減しながら、患者は自分の手指の動きをモニターを通じて視認できます。この視覚的フィードバックが更なる意識的動作を促し、脳の活性化を助けます。

Naremの使用は、短時間で効果を発揮することが証明されています。毎回30分の使用で、週に2回程度のリハビリでも十分な効果を得られるとのことです。患者は自立してリハビリが可能。これまでのリハビリ療法に比べて、精神的負担も軽減されています。

具体的な効果



実際の症例として、脳卒中から約8年経った76歳の女性が、Naremを利用した結果、手指の自由度が回復しました。また、家事に困難を感じていた53歳の女性も、Naremによって家事を自ら行えるようになり、介護負担が軽減されたとの事例もあります。これらの声は、Naremの可能性を象徴しています。

今後の展開



特許を取得したことで、Naremの市場展開が期待されます。桜十字グループは今後、福岡市内を中心に全国の臨床現場への普及を進めていく方針です。特に手指のリハビリテーションに特化したこの技術を、他の部位へも応用していくことを視野に入れています。

将来的には、Naremを用いた新たなリハビリテーション法を確立し、患者のQOL向上に寄与していくことが目標です。これからの展望に期待が寄せられています。社内外からのフィードバックを大切にしながら、更に研究を重ね、新たな価値を創出し続けることでしょう。桜十字グループは、「人生100年時代の生きるを満たす」という理念を基に、引き続き地域社会に貢献していく姿勢を大切にしています。


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