大阪経済大学に新たに誕生した「キャリア・コモンズ」
2024年9月、大阪経済大学に新たなスペース「キャリア・コモンズ」がオープンしました。この場所は、学生が自分のキャリアについて考え、次のステップを踏むための支援を目的としています。ここでは、学生同士や社会人との交流が促進され、キャリア形成のさまざまな活動が行われます。この施設は、同大学の100周年ビジョン「DAIKEI 2032」の一環としてのみならず、学生が「創発の場」として利用できるよう設計されました。
キャリア・コモンズの特色
1. 学びと交流の2つのエリア
「キャリア・コモンズ」はB館1階キャリアセンターに隣接しており、「リラックスエリア」と「スタディエリア」の2つのゾーンで構成されています。
- - リラックスエリア では、カフェのような雰囲気の中で学生が自由に会話や交流を楽しむことができるスペースです。暖色系のインテリアとフェイクグリーンで心地よい空間を演出し、飲食が可能なため、昼休みにはランチを楽しむ学生の姿が見られます。このエリアでは、企業や社会人とのイベントやOB・OGとの交流会が行われます。
- - スタディエリアは、学習に特化した静かな空間で、集中できる環境が整っています。照明は落ち着かせ、個々の学習にフォーカスできるように設計されています。ここには、就職関連の書籍が100冊以上用意されており、企業研究や履歴書作成のサポートも行われています。
2. 利便性に優れたデザイン
キャリア・コモンズの設計では、学生が気軽に訪れやすい空間づくりに重きを置いています。改修前の就職資料室の堅苦しいイメージを一新し、明るい色味の家具が設置されています。さらに全面ガラス張りの廊下で、イベントの様子を外からも見ることができ、いつでも立ち寄りたくなるような雰囲気が漂っています。
レイアウト変更も簡単に行えるように、椅子やテーブルの配置は自由に変えられるようになっています。充実した電源供給機能もあり、就職活動や学習に必要な備品が整っています。また、面接前に利用できる洗面台も設置されており、多角的にサポートが行われます。
3. 学生の声
キャリア・コモンズを利用した学生たちからは、以下のような声が寄せられています。「開放的でオシャレな家具があり、居心地がいい」「エントリーシートや履歴書作成に集中できます」「廊下の向かいにキャリアセンターがあるので、面談待機中の業界研究に役立つ」「進路支援部の方や企業の方も訪れるため、ほどよい緊張感が生まれる」との感想があり、利用目的に応じたさまざまな活用法が見つかっています。
未来への展望
キャリア・コモンズに関与した職員は、就職活動中の3・4年生だけでなく、1・2年生にも利用を促す意向を示しています。「キャリアや進路選択は特別なこと」という意識を和らげ、「普段の生活の中でキャリアについて考える場にしたい」と語っています。また、今後は企業の単独説明会やOB・OG交流会など、多様なイベントが企画されており、学生それぞれの個性が交わることで新たな価値が生まれることを期待しています。「キャリア・コモンズ」を通じて一人ひとりの未来を応援するこの場を、ぜひ活用してみてください。