グンゼの再生ハンガー
2025-05-08 13:54:55

グンゼが目指す資源循環型社会。PCR素材を活用した再生ハンガー登場

グンゼが惹起するサステナブルな未来



大阪を拠点とするグンゼ株式会社が、サステナブルなサプライチェーンの確立に取り組んでいます。このたび、同社がグループ企業であるグンゼ物流株式会社と協力し、物流拠点から出る廃プラスチックを利用したPCR(ポストコンシューマーリサイクル)材100%の再生ハンガーを開発しました。この新しいハンガーは、主にインナーウェア「アセドロン」と「HOT MAGIC」の紳士肌着に使用され、年間35万本の使用が見込まれています。

サプライチェーンでの協業



今回のプロジェクトでは、グンゼのためにマツダ株式会社、株式会社CHU-PA、岡山県貨物運送株式会社(オカケン)が協力しています。この取り組みは、廃棄物を再資源化することを目指しており、各社の強みを活かした資源循環スキームの確立に成功しました。具体的には、グンゼの物流拠点で発生する商品包装用の廃プラスチックを、マツダの施設で粉砕し、新たなプラスチック原料に変換します。その後、再分配された素材はCHU-PAによって紳士用のハンガーに加工され、再びグンゼに戻るのです。

環境に配慮した取り組み



この取り組みは、環境への配慮だけでなく、企業の持続可能性にも寄与しています。岡山県貨物運送の代表は、2010年に環境問題への関心を高めるための「GREEN経営認証」を取得し、エコドライブなどに積極的に取り組んできたと語っています。「このプロジェクトを通じて運送業の廃棄物をリサイクルできる新たな仕組みを構築していきたい」と強調するなど、業界全体を巻き込む意義深いチェーンが形成されています。

パートナー企業の声



マツダの代表は、「廃棄物に関わる課題解決に取り組むことを経営理念とし、今回の協業を通じて資源循環の仕組みを確立できた」と語り、環境に優しい取り組みの重要性を再認識しています。また、CHU-PAの代表は、「御社の再生材使用ハンガーの取り組みがさらに進化したことを喜ばしく思う」とコメントし、安定供給に向けた努力を続ける意志を示しました。

未来を見据えた挑戦



グンゼは今後、物流倉庫や工場の拠点を増やしていく予定であり、より大規模な「全社廃棄物の再資源化」を通じて、資源循環型社会の実現を目指します。このような革新的な取り組みが、持続可能な社会に向けた鍵となると信じています。

Reグンゼリサイクルマーク



さらに、グンゼの商品には「Reグンゼリサイクルマーク」が付与され、再生素材を使用した副資材に対してシンボルとして機能します。このマークは、すべての製品がサステナブルな未来に寄与することを象徴しています。

環境問題に対する関心が高まる中、グンゼの取り組みは注目を集めています。これからも、持続可能で、環境にやさしいものづくりを進めていく企業姿勢が期待されます。


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