立体木摺土壁受賞
2025-10-21 14:48:37

淺沼組の革新技術「立体木摺土壁」がグッドデザイン賞を受賞!

淺沼組の革新的「立体木摺土壁」が受賞



このたび、株式会社淺沼組が開発した「立体木摺土壁」は、豊洲市場に新たにオープンした「芋松豊洲千客万来店」に採用され、2025年グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、単なる建築技術の進化を超え、環境への配慮と地域文化の融合に寄与しています。

「立体木摺土壁」とは?



「立体木摺土壁」は、自然素材に特化した革新的な建築手法です。建設発生土や藁スサ、おがくずなど、再利用可能な素材を用い、土と木を重ねることで作り上げられています。古来よりの建築技術を応用し、淺沼組独自の方式で安定性と軽量化を実現し、短時間での施工が可能になりました。これにより、環境負荷を抑えつつ、持続可能な建物の実現に向けた一歩を踏み出しています。

この特許技術は、低炭素性や資源循環性に優れるだけでなく、吸放湿性を持つことから、空気環境の改善にも寄与します。つまり、この壁は見た目が良いだけでなく、性能面でも優れた機能を持ち合わせているのです。

「芋松豊洲千客万来店」の新たな試み



「芋松豊洲千客万来店」は、東京都江東区に位置し、青果仲卸の「芋松」が新たな事業展開としてオープンさせた店舗です。ここでは、地域の特産品や新鮮な野菜を提供することを目的としており、そのデザインには木野内剛氏が手掛けた「立体木摺土壁」が大きく寄与しています。

店舗の設計には、豊洲市場の青果が入ることから、土地や地域の文化を反映するために「土」を主材としています。この周囲の環境を反映した温もりのあるデザインは、訪れる人々に親しみやすさを感じさせます。さらに、内装には土の香りが漂うように施されており、消費者に対して強い印象を与えています。

グッドデザイン賞の評価は?



審査員からは、「実店舗の壁を『畑の土』にするという発想は、消費者に心に残る印象を与える試みであり、独自の特徴を持っている」と高く評価されました。この空間は土だけでなく、そのメンテナンスが必要であることも、消費者に自然とのつながりを再認識させる要素です。丁寧なケアを施すことで、店舗全体に自然の豊かさを感じることができるのです。

「グッドデザイン賞」の意義とは?



この賞は、デザインを通じて私たちの暮らしをより良くするための活動であり、1957年の創設以来、多岐にわたるプロダクトや建物が表彰されています。空間やサービス、システムなどのデザインも数多く評価され、その質を顕彰しています。

最後に



淺沼組の取り組みは、単なる建物の施工に留まらず、土を通じて地域を感じる空間を創り出しています。これからも持続可能な技術の発展が期待される中で、私たちの暮らしに寄与する建築への関心が高まることを願っています。今後、「芋松豊洲千客万来店」で提供される新鮮野菜や、その背後にあるストーリーに触れながら、地域の文化をより一層感じることができるでしょう。


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