和歌山のジャイアントパンダたちが帰国
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドに暮らす4頭のジャイアントパンダたちが、2025年6月28日(土)に中国に帰国することが決定しました。この4頭は「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」で、これまで多くの人々に愛されてきました。
帰国に向けた準備
帰国にあたり、検疫期間が設けられます。2025年5月26日(月)から約1ヶ月間、4頭は健康状態を確認するための隔離検疫が行われ、この期間中はガラス越しに公開されることになります。お見送り期間としても知られるこの特別な時期には、たくさんの来園者が彼らとの別れを惜しむことができる貴重な機会となります。
この観覧は、「良浜」「彩浜」ブリーディングセンターの屋内運動場や「結浜」「楓浜」パンダラブで行われますが、屋外での展示はありません。また、混雑緩和のために観覧人数や時間の制限を設ける可能性がありますので、事前にご確認ください。
歴史的な歓送セレモニーの開催
また、彼らの帰国を多くの方と一緒に見送るため、2025年6月27日(金)午後4時から午後4時45分までの間、ビッグオーシャンにて歓送セレモニーが開催されます。このセレモニーでは、これまでの思い出を振り返り、新たな門出を祝うプログラムが予定されています。詳細については今後お知らせがあるとのことですので、お見逃しなく!
4頭のパンダたちのご紹介
24歳のメスで、アドベンチャーワールドで初めて誕生したジャイアントパンダです。厳しい環境の中でも愛情深く多くの子どもを育てています。
8歳のメス。生まれた時の体重は197gで、パーク内で最も大きな赤ちゃんでした。名前には未来をつなぐ願いが込められています。
6歳のメスで、出生時の体重はわずか75g。小さな体ながらも懸命に育ち、希望の象徴となっています。
4歳のメス。新型コロナウイルス感染拡大の影響下で誕生し、たくさんの人々に癒しを届けました。
4頭の帰国は、これまでの愛情と支援への感謝の気持ちを込めて行われます。アドベンチャーワールドでは今後もパンダたちを支えていくため、日中の協議を続けながら、パンダの保護と繁殖に向けた取り組みを進めてまいります。皆様もぜひ、彼らとのふれあいの時間を大切にしてください。