岡山大学の技術職員
2024-12-19 02:36:22

岡山大学の技術職員が目指す高度人材育成の新たな試み

岡山大学の技術職員が目指す高度人材育成の新たな試み



国立大学法人岡山大学は、2024年11月29日に「TCカレッジマネジメント系TCコース」の上級カリキュラムを実施しました。このプログラムは、大学のさらなる発展を担う技術職員を育成することを目的としており、参加者たちは那須保友学長との対話を通じて、マネジメント能力の向上を図りました。

TCカレッジとは?


TCカレッジは、2021年度に東京工業大学を中心にスタートした、技術職員向けの高度人財育成プログラムです。参加者は、高度な技術力や研究企画力を身につけ、テクニカルコンダクター(TC)として認定されることを目指します。岡山大学も2022年度からこのプログラムを導入しており、現在8名の技術職員がTC認定を目指して精進しています。

対話の内容


訪問の際には、TCカレッジの監修教員である東京科学大学の江端新吾教授や、他のマネジメント系TCコースの受講生が参加しました。那須学長は、技術職員が将来的に大学法人のマネジメント層で活躍するために必要な要素について具体的に伝え、特にスピード感ある組織改革や経営センスの重要性を強調しました。

参加者は、学長との対話を通じて得た知見をもとに、今後も技術職員としての価値を高めるための取り組みを再確認しました。岡山大学の総合技術部機器分析・動植物資源技術課の石原すみれ技術専門職員は、「ネットワーキングの重要性」を学んだと語り、自身の仕事の幅を広げるための動機付けとなったと述べています。

技術職員のキャリアパス


岡山大学では、技術職員のキャリアも重要視しており、部課長レベルの職位に加えて、副理事・副学長に相当する高位な役職を設定しています。技術副総監である佐藤法仁副理事は、現場や大学法人の各層でのマネジメント能力がどの需要においても価値を持つと述べ、さらなる能力開発の必要性を訴えました。

高度化の進展


岡山大学は文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」にも選ばれ、技術者の育成や研究ポリシーの連携体制を強化しています。大学・研究機関では極めてまれである「研究ポリシー」に技術職員をパートナーとして対等に位置付ける取り組みは、岡山大学の先見性を示すものでもあります。

期待される未来


今回の対話を通じて、参加者たちは技術職員としての使命感を一層強くし、地域社会や国家に貢献できるよう努める決意を新たにしました。岡山大学は今後も、技術職員の高度化と育成に力を入れ、「研究ファースト」の理念のもと、科学技術やイノベーションの推進に寄与していくとしています。これからの岡山大学に、ますますの期待が寄せられています。


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