循環葬が受賞!
2025-11-11 16:46:58

循環葬「RETURN TO NATURE」がウッドデザイン賞2025で受賞した理由とは

自然と人が共生する新しい埋葬方法、循環葬



このたび、at FOREST株式会社が手がける循環葬「RETURN TO NATURE」がウッドデザイン賞2025において奨励賞を受賞しました。この受賞は、ただの葬送の選択肢ではなく、「森を守りつつ自然に還る」という斬新なプロジェクトが評価されたことに非常に大きな意義があります。

循環葬とは



循環葬「RETURN TO NATURE」は、放置された社寺林を整備し、そこにご遺骨を埋葬する新しいアプローチを取り入れたサービスです。利用者は、埋葬を通じて豊かな森づくりに貢献できると同時に、故人を偲ぶ場を提供されるのです。このサービスは大阪の能勢妙見山と千葉の真野寺で実施されており、自然と共に人が生き、死を迎える姿を描いています。

森の再生と埋葬



「RETURN TO NATURE」の大きな特色は、墓標を建てないことです。従来の墓地とは異なり、環境への配慮と共に、地域の自然を大切にすることが求められています。専門家による土壌学的な監修のもと、自然循環がしやすい方法で遺骨が埋葬され、利用者は生前から森の中を散策することも可能です。これは、葬送後の環境保全だけでなく、利用者自身の心にも安らぎをもたらすことでしょう。

ウッドデザイン賞の評価



ウッドデザイン賞では、今回のような新しい埋葬方法を通じて、「社会課題に取り組む活動」として評価されました。審査委員長からは「近隣住民の理解を得ながら、自然に還るコンセプトを実現した点が素晴らしい」とのコメントも寄せられています。このプロジェクトが目指すのは、ただの葬送ではなく、地域のコミュニティや自然環境を再生することなのです。

未来への貢献



at FOREST株式会社は、売上の一部を森林保全団体に寄付することで、循環葬の利用者が増えることでより多くの森を育てる仕組みを構築しています。これにより、自然だけでなく、未来の世代へも自然を引き継ぐことができます。

企業情報



at FOREST株式会社は、兵庫県神戸市を拠点に、2022年に設立された企業です。代表の小池友紀氏を中心に、循環葬の監修や業務運営を行っています。公式サイトでは、プロジェクトの詳細や仲間の募集も行っており、興味のある方は是非チェックしてみてください。

終わりに



循環葬「RETURN TO NATURE」は、自然と共生し、新しい形の埋葬の選択肢を提示することで、これからの葬送文化に変革をもたらす可能性を秘めています。心と環境を大切にするこのプロジェクトは、今後ますますの広がりを見せることでしょう。


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