韓国出身の音楽プロデューサーTAK(タク)が、このたび初音ミクとのコラボレーションによる新曲『ババロア (Bavaroa)』をリリースしました。この楽曲は、その名の通り柔らかなデザート“ババロア”をテーマにし、味わい深いメッセージが込められています。TAKは、ババロアを通して "人生もババロアのように、時間はかかるが、やがて固まっていく"という哲学的な比喩を浮き彫りにしました。彼の言葉通り、試練を経て甘く優しいものに変わることを願う想いが感じられます。
音楽的な面では、TAKの緻密で洗練されたビートデザインと、初音ミクの幻想的なボーカルが見事に融合しています。可愛らしさと深みを兼ね備えたこの楽曲は、K-POPプロデューサーのTAKならではのジャンルを超えた魅力を放っています。
TAKは、これまでにNCT 127やStray Kids、TWICEなど、名だたるK-POPアーティストとの制作を手がけてきました。また、リズムゲーム『DJMAX』におけるオリジナルトラック「Tic! Tac! Toe!」も注目を集めました。
彼はボカロやVTuberの世界にも進出し、『LEMON MELON COOKIE』がYouTubeで500万回以上再生されるなど、多くのファンを魅了しています。特に初音ミクを起用した『孤独サイコ(Psycho Mode)』では、SNS世代の孤独や執着などの感情をテーマにし、強い共感を呼び起こしました。これが新時代の"メンヘラポップ"として評価され、多くのボカロファンから高い支持を得ています。
さらに、2025年には『トッケビの花(도깨비꽃)』がリリースされ、これは韓国の伝統音楽と現代クラブサウンドを融合させたもので、YouTube Music韓国チャートで78位を記録しました。彼の音楽は、メインストリームとサブカルチャーを結びつける独自の存在感を示しています。
『ババロア』は、TAKが展開する“デザートシリーズ”の新作であり、可愛さの中に社会的なメッセージや哲学を込めるという彼のスタイルを色濃く反映した作品です。TAKは作曲家・プロデューサーとして、K-POPからアンダーグラウンドシーンまで幅広く楽曲を手がけ、炭酸のように弾ける個性的なサウンドが特長です。
彼のキャリアは2015年、ソ・テジの『Christmalo.win』リミックスコンテストでの優勝がきっかけでスタートし、以来、様々なアーティストに楽曲を提供してきました。最近ではリズムゲームの楽曲制作にも力を入れており、音楽の幅広い領域で活躍しています。
2023年からはVTuberやボカロ楽曲に注力し、海外からの評価も高まりつつあります。今後も韓国と日本での活動を通じて、さらなる音楽の可能性を追求していくことでしょう。
代表作
- - 『Lucky Doki』(2024)
- - 『mochimochi』 feat. 初音ミク(2024)
- - 『LEMON MELON COOKIE』 feat. 初音ミク(2025)
- - 『トッケビの花(도깨비꽃)』 feat. TENKO SHIBUKI(2025)
- - 『孤独サイコ(Psycho Mode)』 feat. 初音ミク(2025)
- - 『ババロア(Bavaroa)』 feat. 初音ミク(2025)
リリース情報
TAK(タク)
シングル 「ババロア (Bavaroa)」 配信中
配信リンク:
こちら
レーベル:DORIDORI FRIENDS
Music Video
「ババロア (Bavaroa)」feat. Hatsune Miku
Follow TAK
The Orchard Japanは、アーティストが全球的に活躍するためのサポートを行っています。