兵ト協のデジタル化進展
2025-01-16 16:29:44

兵庫県トラック協会が「Synergy!」導入で業務効率化を目指すデジタル化の一歩

2024年10月、兵庫県トラック協会(兵ト協)がシナジーマーケティングと提携し、クラウド型CRMシステム「Synergy!」を導入しました。この施策は、全国にいる2,120社以上の会員企業とのコミュニケーション業務を効率化することを目的としています。業務のデジタル化に向けた新たな一歩として、2025年1月から本格運用が開始される見込みです。

兵ト協は、貨物自動車運送事業及びその関連事業に関する指導や調査、研究を行い、地域の物流インフラを支えています。しかし、従来のアナログな手法に依存してきたため、連絡業務やデータ入力に多くの時間が浪費されていました。特に「物流の2024年問題」への対応の必要性が高まる中、デジタル化は避けられない課題となっています。

そこで、第1ステップとして、シナジーマーケティングが提供する「Synergy!」を導入し、メンバー情報の一元管理を行います。このシステムは、メール配信やアンケート調査などの各種コミュニケーションを効率的に行える機能を備えており、運送業界のニーズに特化した支援を行います。例えば、新たな制度の周知を迅速に行ったり、イベントの参加者リストを簡単に管理することができるのです。

兵ト協の会長、木南一志氏は、シナジーマーケティングの協力に感謝しつつ、「Synergy!」の導入が業務の効率化へ寄与すると期待を寄せています。従来の手法では会員とのやり取りがFAXや電話に頼ることが多く、煩雑なプロセスが存在しましたが、各種情報を一つのシステムに集約することで、業務は劇的に改善されるだろうと考えています。

シナジーマーケティング代表の奥平博史氏は、同社が持つ20年以上のCRM経験を活かして、兵ト協のデジタル化を全力でサポートする意向を示しました。この取り組みが業界全体の競争力を引き上げ、人材不足や働き方改革にも貢献することが期待されています。

「Synergy!」導入による具体的な改善点として、次のような運用が考えられています。

1. 会員情報の一元化: 会員情報を「Synergy!」に集約し、迅速に情報を提供しやすくする。

2. コミュニケーションの効率化: メール機能を駆使し、FAXや電話に依存した業務をデジタル化。必要な情報を確実に配信することで、作業効率を向上。

3. ステータス管理とサービス向上: セミナーやイベントの参加管理を専用フォームで行い、データベース化してサービス向上に繋げる。

4. 業界の取り組み: 協会のDXを推進することで、会員企業にもその実施例を示し、全体的な向上を目指す。

兵庫県トラック協会は、運送事業を支えるための基盤を整えつつ、さらなるスムーズな業務フローの確立に情熱を注いでいます。このシステム導入を機に、多くの企業がデジタル化へ移行し、業界全体の発展に繋がることが期待されます。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 兵庫県トラック協会 シナジーマーケティング CRMシステム

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。