2025関西国際食品展に台湾の美味しさが大集合
2025年7月23日から25日まで、大阪で開催される「2025関西国際食品展」において、「台湾農水産物パビリオン」が設置され、台湾の魅力が注目を集めています。このイベントは、関西地域の潜在力を生かし、台湾の農業部が厳選した14の企業と共同で行われます。
開幕式の盛況と来賓の紹介
開幕式には京都市、大阪市、神戸市の市議会議員を始め、京都中央卸売市場の場長や京果株式会社の常務取締役などが出席。その後、訪れた来場者は、台湾の特徴的な料理を実際に調理する体験に参加しました。特に人気だったのは、台湾のからすみおにぎりとにんじんミルクを組み合わせた“山海定食”。参加者からは「美味しい」と好評を得る瞬間もありました。
台湾からのメッセージ
台湾農業部の蕭柊瓊司長は、イベントの挨拶で台湾の農産物の「品質、安全性、革新性」を強調しました。そして、昨年の輸出実績が好調だったことに触れ、関西エリアでの市場拡大に期待を寄せているとのこと。また、台湾の農業部は国際市場への進出を支援し、2024年にはニュージーランド市場へのパイナップル輸出をスタートさせることも明らかになりました。
台湾は、アジアで唯一、口蹄疫といった病気での「清浄地域」として認定されており、今後も積極的にフィリピンやシンガポールへの豚肉製品の輸出を展開する計画です。
台湾と日本の連携を強化
関西での市場開拓のため、農業部は日本企業との連携を強化しています。2025年3月には、福岡の西鉄グループと連携して台湾産養殖ハタのプロモーションを実施し、様々なメニューに導入されました。また、台湾ブランド「農村好物」もラーメンチェーン「味千ラーメン」とのコラボレーションにより、台湾の魯肉飯と日本のラーメンを融合させた新たなメニューを登場させました。
14社の多彩な出展
「台湾農水産物パビリオン」では、米や新鮮・冷凍の野菜果実、ジュース、ドライフルーツなど、台湾自慢の食品が一堂に登場しています。ブースは「海と大地からの美味しい贈り物」というテーマのもと、台湾の優れた食品安全と品質管理、研究開発力をリアルに披露しています。
清潔感のあるデザインと分かりやすい導線設計により、訪れるバイヤーや一般来場者から高い関心を引いています。AGRIBUSINESS(農業ビジネス)を学ぶための研修も実施され、台湾農産品の価値を伝えるコミュニケーションも進めています。
日本市場への期待
台湾の農業部は、日本市場において非常に重要なパートナーシップを築いており、特に関西地域は今後の成長が期待される市場です。今後も、台湾企業と連携し、生産や流通のラインを統合していく意向を持っています。また、来場者が安心して購入でき、安心して食べられる台湾農産物の価値をアピールしていく計画です。
結論
関西国際食品展を通じて、台湾の食文化と農産品の素晴らしさを再発見する良い機会となるでしょう。多様な体験を通じて、台湾の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。