堺市での緊急防災訓練にサカイ引越センターが貢献
2025年11月5日、堺市の堺泉北港にて、国土交通省近畿地方整備局と堺市の合同防災訓練が開催されました。この訓練には、官民を合わせて約50の機関や企業が参加し、様々な防災演習が行われました。
訓練の内容
訓練では、津波避難訓練の他に、消防や警察、自衛隊、医療機関による人命救助や救護訓練、物資の搬送訓練、そしてライフラインの復旧訓練など、多岐にわたる項目が実施されました。また、参加者が防災の重要性を認識できるように、展示ブースも設置され、さまざまな防災グッズを実際に触れられる機会も提供されました。
サカイ引越センターの役割
この訓練に参加したのは、堺市に本社を置く株式会社サカイ引越センターです。サカイ引越センターは、引越トラックを使用し、海上自衛隊の艦船「あおしま」から緊急支援物資を積む役割を担いました。その後、支援物資を防災拠点へと運搬し、さらには、近畿運輸局の船「きんき」への物資積み込みも行いました。
特に、エアーテント内では、緊急支援物資の一部を指定位置に積み下ろし、トラック3台を使用して物資を効率的に運搬しました。これにより、サカイ引越センターの物流能力が地域の安全に結びつくことができたのです。
体験型展示ブース
展示ブースでは、ダンボールを使って作成したベッドや椅子、簡易トイレなどが設置され、来場者が実際に触れて体験できる機会が提供されました。このような取り組みは、防災の重要性を身近なものとして感じてもらうための工夫が満載です。
今後の展望
サカイ引越センターは、2019年に国土交通省近畿地方整備局と締結した「災害時における緊急支援物資輸送等に関する協定」に基づき、今後も地域貢献、社会貢献に注力していく方針です。要請があった際には、速やかに物資の陸上輸送や職員の派遣を行うなど、地域の安全に対する責任を果たすことを約束しています。
このように、堺市の防災訓練への参加を通じて、サカイ引越センターは地域社会への貢献を進めています。今後も引き続き、地域の安心・安全に向けた取り組みが期待されます。