積水ハウスの脱炭素
2025-04-22 16:52:28

積水ハウス、戸建住宅ZEH比率96%達成で持続可能な未来を構築

積水ハウス、戸建住宅のZEH比率を過去最高に更新



積水ハウス株式会社は、2024年度の戸建住宅におけるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)比率が96%に達成したことを発表しました。これは2020年度以降、5年連続で90%超を達成する成果であり、持続可能な住環境の提供に大きく寄与しています。

成果の背景


2013年から販売を開始した「グリーンファースト ゼロ」の成功が、この高いZEH比率に繋がっています。これまでに累計89,352棟が販売され、そのうち94,570棟に上る建物がエコ性能を重視した設計がなされました。具体的には、太陽光発電や高効率な給湯設備、断熱性の高い建材を採用しており、これにより住居内でのエネルギー消費量が大幅に削減されています。

賃貸住宅やマンション事業での取り組み


また、単に戸建て住宅だけでなく、賃貸住宅ブランド「シャーメゾン」や分譲マンションの「グランドメゾン」においても脱炭素化が進められています。特に賃貸住宅においては、入居者に訴求力の高い「入居者売電方式の住戸ZEH」に注力し、この結果2024年度のZEH採用率が77%に達しました。

分譲マンションでは2023年以降に販売される物件の100%がZEH-Mオリエンテッド以上の評価を獲得られている点も特筆すべき成果です。

非住宅事業と都市開発における取り組み


非住宅建築においても、昨年度に受注したZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)が172棟にのぼり、積水ハウスは様々な種類の建造物でも脱炭素化を進めています。さらに、都市再開発事業にも力を入れ、高層オフィスビル「赤坂グリーンクロス」や「グラングリーン大阪」などで環境配慮設計が進められています。

環境への意識が高まる中での企業の責任


積水ハウスグループは、パリ協定に基づくCO2削減目標を設定し、2030年までに使用時のCO2排出量を2013年度比で55%削減する目標を掲げています。2024年度においては、すべての新築住宅などからの排出量が39.1%削減され、目標達成に向けて着実に進んでいます。

太陽光発電の新たなビジョン


さらに、太陽光発電システムを使用するオーナー様に向けた「積水ハウスオーナーでんき」という新しいサービスも開始しました。このサービスを通じて、余剰電力を業界最高水準で買い取ることで、オーナー様にも利益を還元しながら業務活動の脱炭素化を図ります。

まとめ


積水ハウスは今後も持続的な発展を目指し、エコフレンドリーな建築物の提供を拡大し、持続可能な社会の構築に寄与し続けるでしょう。たとえば、今後の電気自動車の充電インフラの整備など、社会インフラの側面からも環境問題に取り組む姿勢が求められています。


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