新オフィス「THE VILLAGE」
2025-09-30 16:40:33

サステナブルな未来を築く大阪の新オフィス「THE VILLAGE OSAKA」

新たなサステナブルオフィスの誕生



2026年3月、大阪の中央区に「THE VILLAGE OSAKA」がオープンします。この新しいオフィスは、デジタル・トランスフォーメーションを支援するスパイスファクトリー株式会社が関西拠点用に開設したもので、特に注目すべき点は、大阪・関西万博で使用された建材を再利用していることです。

この取り組みは、環境への配慮を重視し、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。オフィスデザインはサステナブル建築デザイナーのファラ・タライエ氏が監修し、働く環境そのものが循環型社会への貢献を象徴するものとなることを目指しています。

オフィスのコンセプトとデザイン



「Out of Arts」というコンセプトのもと、同オフィスは創造性を解放し、多様な人材が共創体験をできる空間を目指します。建設廃棄物の問題に取り組む姿勢が感じられるこのデザインは、エシカルマテリアルを使い、デザイン性と環境負荷の軽減を両立させたものです。

特に、環境に配慮した素材を使った執務室や会議室は、来訪者に新しい刺激を与え、働く人々がよりオープンで協力的な気持ちになることを促します。これらのエリアは、コミュニケーションを促進する機能を持ち、社員同士のつながりを強化する場ともなります。

建設廃棄物問題への挑戦



日本国内では年間約2,622万トンもの建設廃棄物が発生しています。そのため、建設業における廃棄物のリサイクル率は97.4%と高水準ですが、国の目標の98%にはわずかに届いていません。スパイスファクトリーは、この課題を解消するため、サステナビリティを企業の根幹に据えた取り組みを行っています。

東京本社では、什器の約77%をリユース品で調達し、産廃リサイクル率94.3%を達成しました。関西拠点の新オフィスもこの努力を引き継ぎ、さらに進化させるものです。

万博資材の再利用



オフィスの設計では、万博で使用された再利用可能な建材や什器を活用する「サステナブルプラットフォーム」が利用されます。特に、大阪・関西万博が推進する「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」から資材を調達し、工夫次第で廃棄物がなく、すべてに価値が生まれる環境を形成します。

このプラットフォームにより、地域や企業が協力し合うことで、未来の持続可能なオフィス作りにつながることでしょう。

デザイン監修者のプロフィール



ファラ・タライエ氏は、複数の国で育った経験を持つサステナブル・デザインの専門家です。東京大学で建築学を学び、様々なプロジェクトに関わってきました。彼女のデザイン哲学には、生産性と環境への配慮を両立させるというアプローチがあり、「Out of Arts」というコンセプトのもとで、共同的で持続可能な空間作りを進めています。

未来への展望



この新オフィスは、2026年春に開業を予定しており、関西における共創とサステナブルな働き方の促進を目指しています。また、DIYイベントなども計画されており、社員一人ひとりがこのオフィスに愛着を持てるような取り組みが進められる予定です。

人と人とのつながりや意見交換が幅広く行える環境は、これまでの働き方から一新され、次の時代のビジネスモデルを築くための重要な舞台となるでしょう。

物件情報「THE VILLAGE OSAKA」


  • - 所在地: 大阪府大阪市中央区本町一丁目6番17号
  • - 交通: 大阪メトロ堺筋線・中央線「堺筋本町駅」から徒歩2分
  • - 階数: 地下1階 / 地上10階
  • - 竣工予定: 2026年2月

このオフィスが、持続可能性と革新性を大切にし、新しい協働の時代の幕開けを迎えることを期待しています。


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