最新ロボット手術
2025-08-04 13:52:19

大阪けいさつ病院、最新手術支援ロボットで前立腺がん手術を成功

大阪けいさつ病院、進化した医療技術で前立腺がんを克服



大阪市天王寺区に位置する大阪けいさつ病院は、令和7年7月30日、最新の手術支援ロボット「ダビンチ5」を用いた前立腺がん手術を行いました。この手術は、副院長で泌尿器科の専門医である髙田 晋吾医師が執刀し、成功裏に終了しました。

最新機種「ダビンチ5」の導入



大阪けいさつ病院では、7月19日にアメリカ製の「ダビンチ5」を導入しました。このロボットは、旧モデルの「ダビンチXi」をさらに進化させたもので、手術支援の精度を大幅に向上させることが期待されています。髙田医師は、「ダビンチ5を使用した前立腺がんに対する両側神経温存根治的前立腺全摘除術を行いました。出血もほとんどなく、約1時間半で無事に終了しました」と手術の様子を語ります。

ダビンチ5システムの特徴



「ダビンチ5」の最大の特徴は、手術精度の向上です。専用鉗子が搭載されたこのロボットは「フォースフィードバック機能」を利用して、術者がよりリアルな触覚を体感できるよう設計されています。これにより、手術操作の精度が高まることが見込まれています。

さらに150ヶ所以上の設計見直しによって、その効率性が向上し、手術時間の短縮や術者の自律性が高まることが期待されています。また、AI技術を用いて手術データの解析を行うことで、術後の経過や治療方針の最適化が可能になる点も注目です。

技術の進化と未来の医療



髙田医師は、「触覚のある繊細なロボットアームと高性能のカメラによる鮮明な画像は、これまでの技術とはまったく異なります。また、AI解析機能が加わったことにより、手術後の詳細な分析が可能となりました。これにより、医療技術のさらなる向上が期待でき、患者にとってより安全で高水準の治療が提供できると考えています」と述べています。

今後も、大阪けいさつ病院は最新技術を積極的に取り入れ、細やかで安全な治療を追求していく意向を示しています。医療の未来を見据えたこの取り組みは、業界内でも大きな関心を集めています。最新技術を駆使した医療が身近に感じられるようになり、地域の皆様にとっても安心できる医療環境の実現へ向けて邁進しています。

お問い合わせ先



報道や取材に関しては、大阪けいさつ病院の経営企画課広報係まで。メール:[email protected]、電話:06-6771-6051(平日8:30-17:00)までお気軽にお問い合わせください。


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