茶道具の魅力
2025-11-13 12:28:32

大阪市立東洋陶磁美術館 特別展で茶道具の魅力を発見しよう!

大阪市立東洋陶磁美術館 特別展「MOCOコレクション オムニバス」開催



大阪市立東洋陶磁美術館で、2025年12月13日から2026年3月22日まで特別展「MOCOコレクション オムニバス ―初公開・久々の公開― PART1」が開催されます。この展覧会では、寄贈者たちの作品が一堂に集結し、感動的な美術品とその背後にある物語を探索することができます。

開館の歴史と背景


この美術館は、1982年に開館し、旧安宅産業株式会社から965件の優れた中国・韓国陶磁コレクションを住友グループが寄贈したことによって設立されました。その後も継続的に篤志家から多くの貴重なコレクションが寄贈され、40年以上にわたってその質と量が向上してきました。この展覧会では、過去40年の中から、特に注目すべき作品が展示されます。

特別展の見どころ


初公開の「松惠コレクション」


展覧会の大きな目玉は、ほとんどが初めて公開される茶道具を含む「松惠コレクション」です。このコレクションは、中国、韓国、日本のやきものを中心に、茶道具や掛軸、茶杓などを含んでいます。寄贈者の父母の名前から名付けられたこのコレクションは、以前に数点が公開されただけで、今回はまとめて紹介される初の機会です。特に、江戸時代以前の茶道具や重要美術品に指定された和歌の掛軸が展示され、見応えある内容となっています。

約10年ぶりの入江正信コレクション


また、入江正信氏から寄贈されたコレクションも見逃せません。今回は酒器を中心に、中国陶磁の貴重なコレクションから62件が一堂に公開されます。特に酒器や、入江氏によるテーマ別の収集の特色が際立つ作品が多く、往年の陶磁器の美しさを堪能できることでしょう。この入江コレクションは、公開されるのが最短7年、最長で15年の時を経ているため、ファンにとってはリアルな魅力を新たに発見できる絶好のチャンスとなります。

魅力を伝える構成


海野信義コレクション


海野信義氏が寄贈したコレクションには、中国の漢時代から唐時代にかけての俑と明器などが展示されます。特に、後漢時代に作られた緑釉水榭や唐時代の加彩天王俑は見ごたえたっぷりです。これらの作品は、当時の文化や歴史を感じさせ、来場者に深い印象を与えることでしょう。

白檮廬コレクション


卯里欣侍氏による白檮廬コレクションからは、中国陶磁の貴重な37件の作品が展示され、時代やスタイルの変遷を楽しむことができます。特に、緑褐釉貼花連珠文碗や木葉天目茶碗は、当時の工芸の美しさを象徴する作品として、陶磁器の魅力を広げてくれます。

開催概要


  • - 会期: 2025年12月13日(土)~2026年3月22日(日)
  • - 会場: 大阪市立東洋陶磁美術館
  • - 休館日: 毎週月曜日、12月28日から翌年1月5日までと他数日
  • - 開館時間: 9時30分から17時(最終入館は16時30分)
  • - 入館料: 一般1,600円、学生800円

この特別展を通して、寄贈者たちの志や情熱が込められた作品を再発見し、陶磁器の美しさや深さを皆さんで楽しんでほしいと思います。また、関連講座や学芸員講座も予定されており、さらに深い理解を得る場にもなります。この貴重な機会をお見逃しなく!


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