大阪発!三山株式会社がhusを完全子会社に
大阪市天王寺に本社を構える三山株式会社(代表取締役社長:三山真司)が、京都府京都市にある手芸ブランド「hus」を完全子会社化することを発表しました。この新たな連携により、ものづくりの基盤を一体化し、創業80年を迎える三山のさらなる成長が期待されています。
買収の背景と目的
三山株式会社は創業以来、繊維メーカーとして様々な製品を取り扱い、高品質を安定して供給する体制を築いてきました。主に工業用アパレルミシン糸や靴用資材などを手掛けており、調達から製造、品質管理に至るまでの一貫したシステムを持っています。一方、husは編み物に特化したD2Cブランドとして、生活者のニーズを捉えた商品企画とEC運営に強みを持っています。
今回の買収により、三山はhusの持つ先進的な企画力とブランディングのノウハウを取り入れ、顧客に新たな提案を行うマーケティング戦略を強化します。逆にhusは、三山の安定した供給網や品質基準を活用し、より高品質な製品の開発に取り組むことができるようになります。
共同での商品の開発
両社は季節ごとの商品計画や素材開発においても連携し、最適な調達と生産体制を構築していく方針です。この協力関係を通じて、ますますお客様に愛される商品を開発し続けることを目指します。
経営トップの意見
三山の代表、三山真司氏は「今回の株式取得は、我々にとって重要なステップ」と述べています。繊維業界は急速にデジタル化が進み、ブランド構築や販売手法が求められる中で、husとのパートナーシップが得られたことを非常に喜んでいるようです。彼は「EC・SNSを活用したD2C型の販売・マーケティングの強化を図ることで、長期的な成長を促進する」と信じています。
一方、husの代表、伴恭介氏はこの資本提携を「次の成長ステージへ進むための大きな転機」と位置づけ、両社の技術と知見を融合することでより優れた顧客体験を提供できると語っています。
終わりに
三山株式会社と株式会社husの連携は、未來の市場における競争力を高め、多様な顧客ニーズに応えるものになるでしょう。新たな提案が続々と生まれる中で、両社の発信する商品の変化にぜひ注目してください。