大阪文化服装学院が生み出したアンダーウェアの新たな魅力
大阪市淀川区に位置する大阪文化服装学院(OIF)が、新たな取り組みとして、ボクサーパンツのデザインプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、日本のプレミアムアンダーウェアブランド「gravevault」との連携により実現し、学生たちが自らの独創的なデザインを世に送り出す貴重な機会を提供しています。
プロジェクトの概要
この産学連携プロジェクトでは、OIFのスーパーデザイナー学科およびファッション・クリエイター学科の学生66名が参加し、それぞれが「日本の美」をテーマにしたボクサーパンツのデザインを応募しました。総計72点の応募作品から、ターキーおよび阪急メンズ大阪のバイヤーによる一次審査と、一般Web投票による二次審査を経て、最終的に3作品が商品化されることが決定しました。
選ばれたデザイン
選出されたデザインは以下の通りです。
制作者:林 佳儒(スーパーデザイナー学科 2年)
作品名:Serene Ripples
制作者:中田 紗萌(ファッション・クリエイター学科 3年)
作品名:Origami crane
制作者:大黒 翼(スーパーデザイナー学科 3年)
作品名:Maplage
これら3つのデザインは、各80枚の限定生産となり、価格は税込みで5,940円から6,380円となっています。販売は2025年8月9日から阪急メンズ大阪のB1アンダーウェア売場で始まります。特に、グランプリ作品は「UNDERWEAR WEEKS」でのショーで披露され、さらに表彰式も行われる予定です。
学生の成長と教育的価値
このプロジェクトは、デザインから商品化、販売までの一連のプロセスを学生に経験させる貴重な機会となります。学生たちは自分のデザインが実際に市場に出る様子を目の当たりにし、消費者の反応を直に体感することができます。この体験を通じて、ものづくりにおける顧客目線の重要性を学び、実践的なスキルを身につけることができます。
特に一般Web投票が行われることで、学生たちは自分の作品がどう評価されるかをリアルタイムで見守ることができ、その結果が彼らの自信や将来のキャリアに大きく影響を与えることでしょう。
未来への展望
OIFでは、教育方針として「ファッションで社会に貢献する」を掲げており、学生が国際的に活躍できるような人材づくりに力を入れています。また、2026年4月には校名を「ヴォートレイル ファッション アカデミー」に変更し、さらなる成長と発展を目指していくとしています。
大阪文化服装学院は、これからも地域社会との連携を重視し、文化的・教育的な活動を通じて、学生が身につけたスキルを活かせる場を提供し続けることでしょう。
その取り組みのひとつとして、今回のプロジェクトが成功を収め、多くの新しいデザイナーが育成されることを期待しています。今後も目が離せない皆さん、8月9日の販売開始をぜひお楽しみに!