新たな時代の両親支援「OYA WORK」とは
2025年7月27日、「親子の日」に、株式会社With Midwifeが主催したオンライン両親学級「OYA WORK」のキックオフイベントが開催されました。約50名が参加し、共働き家庭が直面する出産や育児、キャリアの両立についての意見交換が行われました。このイベントは、医療の専門職、企業人事、子育てを経験した当事者が一堂に集まり、多様な子育て支援の方法を探る貴重な機会となりました。
イベントの内容
オープニング
イベント冒頭、With Midwifeの代表取締役である岸畑聖月氏が挨拶し、「OYA WORK」の立ち上げ背景と趣旨を説明しました。コロナ禍の影響を受け、働く親たちが病院や市町村の両親学級に参加しづらい現状を受け、同社は2021年よりオンライン両親学級を提供し、これまで2500組以上の親子を支援してきた実績があります。この新サービスは、さらなるブラッシュアップを図り、働く全ての親を対象とした実践的なプログラムとしてスタートします。地域や行政、専門職との連携を深め、子育てと仕事の両立支援を多様な選択肢で実現する必要性について語られました。
キーノートスピーチ
「親になることは、働き方が変わることだった。」これが、大野綾氏(XTalent株式会社の採用・広報マネージャー)によるスピーチの中で印象的に語られました。彼女は妊娠や出産がキャリアに与える影響、特に男女間での両立の課題についての調査結果を紹介し、出産と育児に向き合える企業文化の重要性を強調しました。
インプットトーク
平野翔大氏(産婦人科医・産業医)は、親になることによる身体的・精神的な変化について、支援を自己責任に任せるのではなく、企業や社会全体で支える仕組みの必要性を語りました。復職後のメンタル不調や疲弊には、周囲の支援が欠かせないと訴えました。
トークセッション
この日のイベントでは、複数の専門家が一堂に会し、キャリアと育児の両立に向けた役割について深掘りするトークセッションが展開されました。「一人でがんばる」から「共に育てる」へと価値観がシフトする重要性や、制度的な支援だけでなく、職場文化の改善も必要とされる中で、参加者は具体的な取り組みや見解を交換しました。
クロージング
閉会にあたっては、OYA WORKの今後の展開や法人向けサービス、コミュニティプラットフォームの紹介が行われ、参加者に向けて「ケアのある社会」の共創を呼びかけました。
参加者の声
参加者からは「周りと比べずに自分と向き合うことの重要性を感じた」といった感想や、「経営者の観点からの経験談が大変貴重だった」との意見が寄せられました。専門家によるお話は、出産や育児を控える親にとって新たな視点を提供し、多くの感想や気づきが生まれたことが嬉しい成果と言えるでしょう。
プログラムの本格始動
このイベントを契機に、「OYA WORK」では毎週土曜20時から無料のオンライン両親学級が実施されます。詳細は公式サイトにて確認可能で、妊活や育児に関連する全7講座をZoom形式で配信します。参加しやすく、気軽に質問や交流ができる場を提供していく予定です。
興味のある方は、ぜひ公式サイトやLINEアカウントを登録して最新情報をチェックしてください。これからの子育て支援の形を一緒に考えていきましょう。
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企業情報
With Midwifeは、大阪府に拠点を置く企業であり、「生れることのできなかった、たったひとつのいのちでさえも取り残されない未来」を理念に掲げています。目に見えないいのちも大切にする社会の実現に向けて活動を行っています。
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