新たな一歩を踏み出すREVISIO
リサーチ業界で注目を集めるREVISIO株式会社が、ビデオリサーチの上席執行役員、尾関光司氏をアドバイザーとして迎え入れました。今回の就任は、両社が保有する独自のデータを組み合わせ、広告やコンテンツの価値を向上させることを目的としています。
就任の背景
REVISIOは、東京都千代田区に拠点を構え、人体認識技術を用いたテレビ視聴データの収集を行っています。この技術は、家庭に設置した機器を通じて視聴態勢を測定し、そのデータを広告主や放送局に提供しています。2023年6月、REVISIOはビデオリサーチと資本業務提携を結び、より価値の高いデータソリューションの提供を目指しました。尾関氏の豊富な経験を基に、両社のシナジーを生み出すことが期待されています。
尾関光司氏のプロフィール
尾関氏は1987年にビデオリサーチに入社し、営業や企画・分析部門を経て、デジタル化に伴う視聴率調査の企画・開発に従事しました。デジタル事業推進部門の責任者や営業局長を務めた後、2017年には常務取締役、2023年には取締役上席執行役員に昇進しました。
尾関氏のコメント
「REVISIOのアドバイザーに就任するにあたり、視聴量と視聴質を融合させた新たな価値創造の可能性を感じています。ビデオリサーチの蓄積された視聴データとREVISIOの注視データを組み合わせることで、広告やコンテンツの本質的な価値を一層深く理解できるようになるでしょう」と尾関氏はコメントしています。
REVISIOとは
REVISIO株式会社は2022年に社名を変更し、TVISION INSIGHTSから生まれ変わりました。人体認識技術を活用した視聴分析サービスを展開し、約200社の広告主や放送局に向けて独自の視聴態勢データを提供しています。関東エリアで2000世帯、関西エリアで600世帯を対象にデータを収集し、地上波全番組の情報を網羅しているのです。特に注目されるのは、リアルタイムで視聴している「誰が、どのようにテレビを見ているのか」を明らかにする技術です。
今後の展望
ともに進化し続けるREVISIOとビデオリサーチは、広告ビジネスにおける新しい価値を多くの関係者に提供することを目指しています。尾関氏の専門知識を活かし、両社の強みを最大限に引き出していくことで、さらに進化した生活者理解を実現し、業界の発展に貢献していく計画です。新たなデータソリューションの登場が、今後のメディア業界にどのような影響を与えるのか、私たちも注目していきたいと思います。