環境配慮型買い物かご
2025-05-01 10:52:31

万博に登場するセブン-イレブンの環境配慮型買い物かご

環境問題への挑戦。万博に登場する新しい買い物かご



2025年に大阪で開催される国際博覧会に向けて、セブン-イレブンは新たな試みを始めています。その一環として導入されるのが、ボーイスカウトの手で回収された牡蠣パイプを使用した買い物かごです。このプロジェクトは、2022年に株式会社ピリカがボーイスカウト日本連盟の支援を受けて進めたもので、海に流出するプラスチック問題を解決するための取り組みです。

牡蠣パイプから生まれた買い物かご



この買い物かごは、山口県周防大島で行われた「スカウトの日」に合わせて実施された海ごみ清掃活動で、ボーイスカウトの子どもたちが回収した牡蠣養殖用のプラスチックパイプを再利用しています。海に流出するプラスチックゴミが生態系に与える悪影響が懸念される中、ピリカは「回収→再資源化→製品化」というサプライチェーンを通じて、持続可能なビジネスのモデルを構築しています。このようにして生まれた買い物かごは、万博会場内の二つのセブン-イレブンにて使用されることになります。

万博会場での新しい店舗展開



大阪・関西万博に向けて、セブン-イレブンでは「未来型店舗」として、セブン-イレブン西ゲート店とセブン-イレブンウォータープラザ店を展開します。これらの店舗では、上記のアップサイクルされた買い物かごを使用することで、循環型社会を目指す取り組みを体現しています。顧客はこれらの買い物かごを手に取ることで、環境問題に対する意識を高めることができるでしょう。

トレーサビリティの担保



さらに、買い物かごにはQRコードが貼付されており、これを読み込むことで「スカウトの日」に関連する情報や、牡蠣パイプから作られた買い物かごの詳細を確認することができます。この仕組みにより、消費者は商品の原材料調達から製造過程までを知ることができ、サステナブルな取り組みがどのように行われているかを理解できます。こうした透明性が、サステナブル・ウォッシュを防ぐ重要な要素となっています。

持続可能な社会に向けた活動



セブン-イレブンが行うこの取り組みは、ただ新しい商品を販売するだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。公益財団法人ボーイスカウト日本連盟が推進している「スカウトの日」活動は、地域貢献と環境保護を同時に進めるもので、これまでに多くの人々が参加してきました。セブン-イレブンの新しい買い物かごも、こうした活動の一環として、今後のイベントや地域活動においても注目される存在となることでしょう。

企業としての責任を果たすピリカ



最後に今回のプロジェクトを通じて注目されるのが、株式会社ピリカです。同社は科学技術の力を駆使して、さまざまな環境問題に取り組んでいます。ごみ拾いのSNS「ピリカ」は、130か国以上で利用されており、すでに4億個以上のごみが回収されています。おそらく、これからもその活動は多くの人々を巻き込み、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。

このように、万博をきっかけに新たな取り組みが進む中で、私たち一人一人も環境問題について考え、行動を起こす必要があります。セブン-イレブンの新しい買い物かごを通じて、私たちも共に未来の社会を創り上げていきましょう。


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